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ゆきのまもの -1-

死は、冷たい。


とても大きな雪山。

それが私の家であり、故郷だった。

ところが、あるときたくさんの人間が雪山に攻め入ってきた。

けど、私は死ぬわけにはいかなかった。

生きるため。

生きるために。

人間を、殺す。

生き物を、殺す。



今日も様々な人間が襲ってくる。

それは鋼鉄に身を包んだ剛腕の兵士であったり、全身に魔力を纏い火球を放つ魔法使いであったり……。


「あぁ……」


もう疲れた。


もうやめて。


私は、もう殺したくないよ――

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