書く方も読む方も疲れる噺
寝起きの変なテンションで書いたもので……なんかすみません。推敲はご察しの通りしてません……どうもすみません
「貴様もこれまでだ。魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラー。正義の剣を受けてみろ。ていっ」
勇者アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックは聖剣グレイシア・シャーラス・ダルタルテス・ムラサマ・トンコツ・マシマシ・ヨクキレールを大きく振りかぶると高く跳ね上がり、玉座に鎮座する魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーに斬りかかる。だが聖剣グレイシア・シャーラス・ダルタルテス・ムラサマ・トンコツ・マシマシ・ヨクキレールの切っ先が魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーの額に達しようとしたそのとき、眩い放電が起き聖剣グレイシア・シャーラス・ダルタルテス・ムラサマ・トンコツ・マシマシ・ヨクキレールは弾かれアレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックもろとも吹き飛ばされる。大理石の床に激しい勢いで転がるアレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャック。
「無駄なことよ。我が障壁は貴様ごときには破れまい。だが強固なる我が城の守りを打ち砕き、よくぞこのグラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーの玉座まで辿り着いた。脆弱なる人の子にしては見事なり。塵と化す前に名前だけでも聞いておいてやろう」
「くっ、それはこちらのセリフだ。魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラー。おまえを討取るその前にオレの名前を聞かせてやる。バラスカ・モンドル・スベンシア・ジョージョード・ソバウドン・テンプラ国マリトッツォ・ラザニア・ボージョレ・ハルサメ・アマズ・アンカケ村の戦士アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックだ」
アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックは最後の力を振り絞りよろよろと立ち上がると、魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーをきっと睨みつける。
「ほう、アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックか、良い名だ。では弾け散りその魂を我が贄として捧げるがよい」
魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーはゆっくりと右手を上げ、手のひらをアレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックに向ける。魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーの手は赤い光を帯び、やがて激しい輝きを発しだす。
そのとき、床に倒れていた魔導士ニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノが立ち上がり叫んだ。
「あぶない、アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャック!」
ニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノはアレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックに激しく体を当て、アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックはその場に崩れ落ちる。魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーの手から煌めく一筋の光となった熱線が放たれ、ニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノの体を包む。「きゃあぁ」悲痛の叫びをあげて倒れるニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノ。
「ニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノ!」
アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックは焼け爛れたニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノを抱きかかえる。
「なんでこんなことを」
「くっ……あ、あなたが人々の最後の希望なのよ、アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャック。その聖剣グレイシア・シャーラス・ダルタルテス・ムラサマ・トンコツ・マシマシ・ヨクキレールで魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーを倒して、世界に、バラスカ・モンドル・スベンシア・ジョージョード・ソバウドン・テンプラ国に平和をもたらせて。がくっ……」
「ニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノ!! しっかりしろ、ニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノ!!!」
「ふっ、外したか。だが次で終わりだ。アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックよ。その女の後を追うがよい」
魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーは再び手をかざし、それは前よりも激しい光を帯びる。
アレサンドラ・ストラトス・ド・ジークライズ・パレラ=マッケンゼン・コバルディ・ジャックはニフラ・ニフラテス・メルモン=ミューラ・レディ・ボーデン・パルム・ピノをそっと床に横たえると聖剣グレイシア・シャーラス・ダルタルテス・ムラサマ・トンコツ・マシマシ・ヨクキレールの柄を両手で固く握りしめた。
「魔王グラーダ・ブローデル・ファウンデラス・ズローダンダレ・ドッドゴード・キラゾン・ダイラーよ、我が命を削り魔を打ち砕く秘剣を受けるがいい」そして必殺剣の呪文を唱え始める。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの……」