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【長編・完結済】ツインスピカ  作者: 遠堂 沙弥
異世界レムグランド編 4
207/302

第205話 「ハルヒとイフォン」

 所変わり、ここは龍神族の里・・・首都ヒルゼン。

サイロンの演説を『異界の鏡』でしっかりと拝見した元老院の老人達は、

至急騒ぎの張本人であるサイロンの捜索を指示したところである。

元老院最高責任者のたすきは、いまだに腹の虫が治まらない様子だ。


「若はパイロン様の喪中の為、自室にて待機しておられたはずだ・・・。

 それがなぜ・・・!?

 ただ自室を抜け出すだけならまだしも、戦時下にあるレムグランドへ行くなど。

 若の護衛は、一体何をしておったのだ!?」


 襷の厳しい口調に、回りの者はすっかり怯えた様子で・・・おどおどした口調に

なりながら担当の役人が答えた。


「24時間交代制で護衛を付けていたので・・・、抜かりはなかったはず

 なのですが・・・。」


 そんなことはわかっている、とでも言いたげな表情で襷は肘をつきながら

指でリズムでも取るように・・・机をトントンと叩く。 


「里からレムグランドまでドラゴン化して飛んで行ったとしても、2時間はかかる。

 その間に担当していた護衛は!?」


「その頃合いならば、護衛・隠密活動に特化したミズキの里の者が担当して

 いましたので・・・。」


「なんじゃとぉっ!?」


 龍神族の役人が襷の質問に答えた途端・・・、襷のこめかみに再び血管が浮き

上がって顔を真っ赤にさせる。

その様子にびっくりしている役人の顔を見て、襷の怒りは更に膨れ上がった。


「若の護衛にミズキの里の者を付けるとは、愚の骨頂じゃ!

 全く・・・、どいつもこいつも役に立たん! もうよい、下がれ!!」


「し・・・っ、失礼いたしますっ!!」


 慌てた様子でお辞儀をすると、役人は逃げるように元老院の間から出て行った。

他の元老院達も呆れた様子で・・・そこら中から溜め息が聞こえて来る。


「近頃の若い役人には困ったものじゃの・・・、若様の人となりを知らずに

 対処しようとは。」


「ああ見えて地方の里の者との親交は、大切にしよるからのう・・・。

 これも若様の人徳か・・・。」


 穏やかな表情をした老人達は、まるでサイロンを褒めるかのような口調で

笑顔になりながら・・・襷とは正反対に、実にのんびりとした態度だった。


「ふん・・・、他国から亡命してきた人間と戯れるなど・・・龍神族の風上にも

 置けぬ愚行よ。

 若がそのような態度を振る舞われるから、里の人間が図に乗るのじゃ。」


「人間は我等に管理されておれば良いのじゃ、親睦など邪魔になるだけじゃわい!」


 眉間のシワに更にシワを寄せながら、いかつい顔をした龍神族の老人が吐き捨てる

ように言い放つ。

そのいかつい老人の回りには、同じような考えを持った老人達がたむろしているのか

大きく頷きながら賛同していた。

穏やかな雰囲気を持っていた龍神族の老人は、そんないかつい老人の方を煙たがる

ような目つきでちらりと一瞥するが・・・口論を避ける為か、そのまま無視している。

当然、襷の耳にも彼等の言葉は聞こえているが・・・あえて言及することはなかった。




 サイロンが自室に待機していないことがバレて、元老院の手の者がすぐに確認する為に

やって来た。

部屋の前にはサイロンの付き人であるハルヒ・・・、そして護衛の任についていた

ミズキの里の者。

異変に気付いたハルヒはすぐさま、サイロンの身代わりで部屋にこもっている

イフォンに知らせる為・・・部屋に入る。


「イフォン、気付かれた・・・ぞ・・・。」


 部屋の引き戸を開けて中を拝見すると、そこにはサイロンが隠し持っていたお菓子の

数々を貪り・・・自由自在に散らかし放題にしているイフォンの姿があった。

葬儀に来ていた豪華な羽織りを勝手に着こなし、サイロンの自慢のコレクションである

扇子をブーメランのように投げて遊んでいたイフォンが・・・ハルヒと目が合う。


「お・ま・え・は~~、一体何をしているっ!?」


「これを見てわからないなんて・・・、ハルヒも馬鹿の若が伝染ったとか?」


「誰が馬鹿だっ! それを言うなら『若の馬鹿』だろうがっ!

 ・・・じゃない、馬鹿に若とは失礼だと何度も・・・っ! ・・・・・・ん!?

 くっ、お前のせいでわけがわからんっ!!」


 ぐりぐりと両拳でこめかみを責められるイフォンは、激痛に耐えながらも何とか笑顔を

保ってしらばっくれた。

そんなアホな光景を見ていた護衛が、急いで逃げるように指示するが・・・すでに遅い。

槍を持った役人達に包囲され・・・いとも簡単にハルヒとイフォンは抵抗する間もなく

捕まってしまう。

両手を上げて降参の合図、ハルヒはイフォンを恨めしそうに睨みつけながら役人の

指示に従った。

仮にも二人はサイロンの付き人、人間とはいえある程度の地位は約束されている

ので、手荒な扱いを受けることはないはずだった・・・が。


「お前達の策略により元老院の方々は大変ご立腹だ、この始末どうつけるつもりだ!?

 さぁ・・・若様をどこに誘拐したのか、大人しく吐くんだな。」


 龍神族の役人の一人が、槍の先でハルヒの腕をつつきながら・・・イヤな笑みを

浮かべて問い詰める。

槍が少しだけハルヒの腕の皮膚を切り、血が流れ・・・痛みが走った。

ハルヒが微かに顔を歪めるが、あくまで無言を貫く。

その態度が余計に癇に障ったのか・・・、今度は槍を握る手に力を込める。

ぐっ・・・と槍の刃先を押しつけて、それがハルヒの腕に食い込んだ。


「・・・つっ! 

 そんなことをしても無駄だ、・・・オレ達は何も知らない。」


「嘘をつけいっ! これでも言わんつもりかっ!?」


ガッッ!!


 役人が1発、ハルヒの顔を殴る。

しかし打たれ強いせいか、逆に殴った役人の方が自分の手をさすって痛がっていた。

そんな無様な姿を見てハルヒが微かに笑みを浮かべると、プライドを傷付けられた

役人は頭に血が上り・・・槍の柄部分で思い切りハルヒの後頭部を殴打した!


「ぐ・・・うっ!!」


「・・・ハルヒっ!」


 さすがのハルヒもかなりのダメージを受けて、その場に倒れ込む。

イフォンが手を差し伸べようとするが、他の役人に制止される。

体をがんじがらめにされて、身動きの取れないイフォンに・・・殺気がこもった。


「イフォン・・・、よせ。」


 弱々しい声に・・・、イフォンがハッとする。

見るとハルヒは無理矢理笑顔を作って、こちらに・・・微笑みかけていた。

次第にイフォンの中から殺気が消えていく。


がすっ!


「・・・っ!!」


 ハルヒを殴った役人が、倒れ伏したハルヒの顔面を足蹴にし・・・ぐりぐりと

なぶっている。


「ほらほら・・・、さっきまでの勢いはどうしたよ!?

 悔しくて声も出ないか!? お前がさっさと吐かないからだっ!!

 若様を拉致・誘拐した罪・・・、どれ程重いかその身に味わわせてやる。

 おい、こいつらを拷問室に連れて行けっ!」


「し・・・しかし、元老院からは若様の自室の確認だけとしか・・・。」


「その若様の自室に、こいつらがいたんだ! 

 こいつらが若様の居所を知っているに違いないだろうがっ、そんなことも

 わからないのかっ!?」


 数人の気弱な役人が互いに顔を見合わせ、たじろいでいると・・・他の役人が

我も我もと乗って来た。


「そうだ、オレ達は公正な取り調べをするんだ・・・。

 誘拐犯から若様の所在を聞き出すという、正当な理由がな・・・。

 それに相手は肥やし臭い人間、どう扱おうと・・・龍神族であるオレ達の勝手だ!」


 ハルヒとイフォンを拷問室に連れて行く理由を並べ立てると、数人の役人が

二人の両腕を縄で縛り・・・槍でいたぶり笑いながら拷問室へと連れて行った。

彼らのやり方に賛同出来ない気弱な役人3人がおろおろしていると、振り向き様に

リーダー格らしき役人が不敵な笑みを浮かべながら念押しする。


「おっと、お前等・・・。

 余計なことを喋ったら後でどうなるか、勿論わかってるよなぁ!?」


それだけ言い残し・・・、下品な笑い声を上げながら拷問室へと向かった。




 あれから数時間後、散々拷問を受けたハルヒとイフォンは・・・結局何も

話さなかったということで拷問室に閉じ込められたままだった。

体罰の殆どをハルヒが受け、ムチのあとが全身に痛々しく残っている状態で

放置され・・・ほんの少し動くだけでも激痛が走る。

イフォンは拷問室の隅にうずくまり、膝を抱えるように縮こまっていた。


「なぁ・・・、若様の作戦・・・うまくいったかな!?」


 ハルヒが拷問室の天井を眺めながら、虫の息で話しかける。

鉄格子から微かに見える空は真っ暗で・・・、かろうじて差し込む月明かりだけを

頼りにイフォンの方へ視線を向けようとするが・・・何も見えない。


「はは・・・、あいつら・・・中途半端に拷問しやがって。

 オレの自然治癒力ナメんなっての、・・・な? イフォン。」


 何度か話しかけるが依然として返事がなく・・・、この拷問室にはハルヒ一人しか

いないんじゃないのかと・・・思わず疑ってしまう。

それでも、ハルヒは声をかけるのをやめなかった。


「若様・・・、ちゃんと追手に捕まらないように逃げ回ってるかな?

 あの人ものすごく目立つからなぁ・・・、隠れろっていう方が無理あったかも。」


 痛みに耐えながら笑うハルヒ・・・。

自分で言っておいて、おかしくなってきた。


「不思議だな・・・、どんな状況でも・・・どんな環境でも・・・。

 若様のことを考えるとさ、なんでかおかしくなってくるんだ。

 あの人の突拍子もない行動とか、言動とか・・・。

 誰もが眉をしかめるようなことでも・・・、あの人は本当に真剣に・・・本気に

 なって取り組んで・・・。

 いつだって回りのみんなを驚かせるんだ・・・。

 得意満面な笑みを浮かべて・・・。

 どうだ! って顔でこっち見て、まるで褒めてもらうのを待ってる子供みたいな

 表情でさ・・・そんな若様見てると、なんでかな・・・。

 オレの方が嬉しくなっちまって、あぁ・・・この人について来てよかったなぁって

 本気でそう思えるんだ。」


「でも、回りの龍族からは嫌われてるじゃないか・・・。

 馬鹿みたいなことを、本気になって実行して・・・。

 おかげで一緒にいるオレ達まで奇異な目で見られて・・・っ!

 オレは正直、迷惑でしょうがないよ・・・。」


 ふてくされたような口調に、ハルヒはゆっくりと・・・声のした方へ首を動かす。

それだけでも全身の筋肉が悲鳴を上げているようで、傷口がズキズキと痛んだ。

部屋の隅の・・・暗い場所に、うっすらと小さな影が見えた。

しっかりと目を凝らし、それがイフォンの姿だと認識する。

膝を抱えて座り込んでいるので、表情までは確認出来なかったが・・・やっと

口を開いたイフォンの声が微かに震えていたことだけはわかった。

ハルヒはゆっくりと・・・、イフォンから鉄格子へと視線を移して話し続ける。


「若様・・・、オレ達のことを心配してここに来なければいいんだけどな。

 あの人思い立ったら即行動、みたいなところ・・・あるから。」


「・・・来ないよ、きっと。」


 今度はすぐに返事が返って来た。

ハルヒは微かに笑顔になると、・・・言葉を続ける。


「こんな所まで来たら・・・、捕まえてくれって言ってるようなもんだしな。

 さすがに来ないか、やっぱり・・・。」


「・・・・・・・・・。」


 ハルヒは天井を見上げ、ふと・・・昔の記憶を思い出す。

ふ・・・っと笑みがこぼれて、先程の自分の言葉を訂正した。


「いや・・・、やっぱ来るかも。」


「・・・・・・なんで、そう思うのさ?」


イフォンの声が、疑わしそうに尋ねて来る。


「ほら・・・、覚えてるか?

 オレ達が若様に連れられて、初めてここに・・・ヒルゼンに来た日のことを。

 初めての首都にテンション上がったオレ達が、青龍廟せいりゅうびょうにイタズラして・・・

 今みたいに役人に見つかってさ・・・、お仕置きとして物置に閉じ込められた

 時のこと・・・。

 こっぴどく怒られて、なんで怒られたのかわからないオレ達は物置の中で

 大泣きして・・・暗くて、怖くて・・・たくさん泣いたよな。

 泣きながら若様をずっと呼んでた。

 若様、助けて・・・。 ここから出して、若様・・・って。

 そしたら・・・。」


「そしたら・・・、天井裏から若様が現れて・・・物置から連れ出してくれ

 たんだよね。

 ・・・覚えてるよ、ちゃんと。

 あの日はハルヒが閉所恐怖症になった、記念すべき日なんだから。」


 わずかに・・・、イフォンの声にわずかだが嬉しそうな反応が感じられた。

そんな微妙な違いにすぐに気付いたハルヒは、少し安心して・・・なおも話し続ける。

  

「龍神族をたてまつる神聖な青龍廟にイタズラした罪は重いのに、若様は・・・

 そんなオレ達を怒りもせずに、ただ・・・優しく抱きしめてくれたっけな。

 もう怖くないぞ・・・、余がずっと一緒にいてやるからの・・・って言って。

 だからかな、こうしていても・・・なんだか若様がすぐ近くにいるような。

 そんな気になってくるんだ。

 今にも・・・あの鉄格子から顔を覗かせて、待たせたな・・・って言って。

 いつものあの笑顔で、オレ達のこと・・・迎えに来てくれそうな気がするんだ。」


「来るわけないよっ!」


 嬉しそうに話すハルヒに、初めてイフォンが声を荒らげた。

その声に少し驚いたハルヒは、暗い中・・・たたずむイフォンを見据える。


「こんな所まで・・・、オレ達なんかを迎えになんてさっ!

 それこそ馬鹿のすることだよ、わざわざ自分を幽閉しようって奴等の所になんか

 戻って来るはずがないよ。

 若様だって姉さんと一緒だ、・・・おんなじだよっ!

 ずっと一緒にいるって約束したのに、あっけなく消えちゃんだ・・・っ!

 ちゃんと戻って来るからって指きりしても、一生戻って来ないんだよっ!!

 若様だって変わらない、・・・どうせオレ達なんかよりクソルイドの方を

 選ぶんだ!!」


「・・・イフォン、お前・・・っ。」


 そう・・・だったんだ、イフォンも昔を思い出していたんだ。

怖くてたまらなかったんだ・・・、また大切な人を失くしてしまうんじゃないかって。


『若様が、来るはずがない』


違う・・・、イフォンはこう言いたかったんだ。


『若様に、来てほしくない』

 

 ここへ戻ればイフォンの言う通り、若様は元老院の意向で再び自室に幽閉されるだろう。

そうなってほしくないから・・・。

オレ達を救う為に闇の神子としての使命を果たす誓いを立てたエヴァン様・・・。

そのせいで・・・、エヴァン様は帰らぬ人となった。

オレ達が求めたせいで・・・、イフォンは今もそれを悔やんでいる。

憎しみを込めるようにああ言ったのも、結局イフォンは・・・自分で自分を責めているに

過ぎない・・・。

お前は今も、あの時からずっと・・・お前の中の時は止まったままなんだな・・・。

それをオレは気付いてやれなくて・・・っ!




コツ・・・。


 

 何かがハルヒの体に当たった。

一体何が当たったのかハルヒからは確認することが出来なかったが、どうやら拷問室の

扉の隙間から何かが飛んで来たようだ。

見ると、扉の下の方にはわずかな隙間があり、・・・そこから三白眼の瞳がパチクリと

中を覗きこんでいる。


「ハルヒ・・・、イフォン・・・無事アルか!?」


 扉の向こうにいるのはサイロンの妹であるメイロンだった。

メイロンはハルヒの姿だけ確認すると、笑顔になり・・・拷問室の扉を開けようと

している様子だ。

ハルヒはそれを慌てて制止する、・・・小声で。


「いけません、メイロン様!

 そんなことをしてはメイロン様まで、お叱りを受けてしまいます!

 オレ達は大丈夫ですから・・・!」


 大変だ。

メイロンも本来ならば自室に籠もらなければならない身。

これを役人か誰かに見られでもしたら、メイロンまで何か酷いことをされるかもしれない。

そう思ったハルヒは必死で訴えかけようとするが、願いも空しく・・・ガチャリと鍵が開く

音が聞こえて拷問室の扉は開け放たれてしまった。

ギギィ・・・ッと鈍い音を立てて、扉の向こうの燭台の明かりがやけに眩しく見える。

その明るさに目を細めていると・・・立っているのは、メイロンだけではなかった。


「・・・・・・あ。」


すらりとした長身に、龍神族特有の角・・・ぱたぱたと扇子をあおぐその姿。


「ハルヒ、イフォン・・・。 待たせたのう。」


主の笑顔をその目で見たハルヒは・・・、苦笑気味にイフォンに向かって呟いた。


「ほら・・・、だから言っただろ?」


呆れ果てたイフォンががっくりと肩を落としながら、どこか安堵した表情で返す。


「ホント・・・。

 本物の馬鹿が、ここにいた・・・。」

 




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