~ 夏の夜に ~( 恋愛詩集 )
シンプルに仕上げた2作品です。
「 花 火 」
ごめんね・・・
君のこと、
いつも心で責めてた
君はいつでも
優しかったのに
君はいつでも
私を
思ってくれてたのに
そんな事に
気付こうともしないで
泣いたり
怒ったり
わがまま言って
子供だった私
離れてみて
いくつもの時が過ぎて
今頃やっと気が付いて
ばかだったのは私・・・って
悔やんでみても
戻らない 大切な時間
大切な人・・・
もうすぐ
夏が来るね
今年はきっと
ひとりで見上げる
あの帰り道に見える、
大きな
花火・・・。
「 届かなくても 」
夜空を見上げ
あなたを想い
締め付けられる
胸の奥
遠くの星が
にじんで見えて
涙がひとつぶ
こぼれて落ちた
どこにいるの
声が聞きたい
私を呼んで
そばに来て
髪に触れて
肩を抱いて
私を包んで
包んで・・・
・・・どんなに想っても
届かない
届かない
もう二度と
それでも会いたい
ただひたすらに
あなたに会いたい
あなたに
会いたい・・・
読んでくださりありがとうございます!
引き続き「渇かない涙」の方も よろしくお願い致します!