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異世界統一戦記  作者: 御坂山
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姫騎士ティファナ

さて、僕がお姫様を知ってたことの説明をしておこう。

農作業の途中、当然休憩を取る。その時にドードンさんがいつもこの国の事や一般常識の類を教えてくれるのだ。

その中にこんな話があった。

姫騎士ティファナ。

まるでゲームのキャラクターみたいな奴だと感じたが、どうやらこの世界には実在するようで、小さな頃から綺麗な装飾品よりも洗練された甲冑を好み、山に入る時は友人と花を摘むためではなく、兵を率いて山賊討伐に出るようなお姫様。

とまあ、色気の欠片も感じられない女だと話を聞いた時は感じていた。


実物はと言えば、意外に小柄で一般的な女性位の背丈しかない。

ついでに言うと甲冑を着ているために確証は無いが、どうも出るところは出ているようだ。

「いや、戦ならすでに始まっている。」

「へ?」

「もともと私の父上が侵攻してきたモンダルシア帝国軍への迎撃に出ている。

向こうは一万数千、こちらは二万で野戦だ。順当に行けば勝てるはずの戦だよ。」

「そうだね。野戦なら単純に数が多い方が有利だしね。」

まぁ、例外はあるが、基本的に全戦力をぶつけ合える野戦と言うものは得てして数が多い方が勝つものだ。

例え話としては、徳川家康が若い頃に、数の少ない組みと多い組みが雪合戦の石バージョンを河原でしているのを見て、「少ない方が全力で戦って、多い方は油断するから少ない方が勝つ。」と言って少ない方が勝ったと言う逸話があるけれど。

当の本人は、戦上手な上に数でも勝っていた武田信玄率いる武田軍に三方ヶ原で惨敗しているし、関ヶ原でも戦前の調略で味方を増やして最終的には東軍の方が数が多い状態にしている。

某弟キャラクターも「戦いは数だよ兄貴。」と言ってますしね!

実際には地形だとか、攻勢の掛け方だとか色々と勝敗を左右する要因はあるが、基本的に数が多い方が強いのである。

もっとも、今回は敵の方が一枚上手だったのだが、その事を事前に知る事など神ならぬ身の僕達には分かるはずもなかった。



次回からは主人公しばらく出ませんσ(^_^;)

主人公が戦場に出る前の戦をやります。

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