1/1
物語の始まり
セミが鳴く声が聞こえた。
服がが汗で背中に張り付いて、一層深い色を持っている。
こんな夏には、よく昔のことを思い出す。
僕が愛した、真夏の夜の嘘を。
始まりは春だった…
新しく始まる高校生活に対してあまり実感がわかず、ただのうのうと過ごしていた時期。
入学式と言う形式だけの儀式を済ませ、クラスを確認する。
知っている名前は無い。
当然だ、僕は同じ中学の生徒に会いたくないから、この遠い地の学校に行くことにしたのだから。
ようやく始まるんだ。
僕の物語が。
初めまして、乙葉という者です。
この「僕が愛した嘘」の他にも「自殺中毒な少女」という短編小説を連載しています。
この作品は周一更新(予定)で、電車で読めるような短めの作品を意識して作っています。
これからも主人公の夏が好きな男の子の物語は続いていきます。
良ければお付き合いください
ここまで読んでくださりありがとうございました!