Episode1:呼び声
夏休みは一ヶ月も前に終わっているというのに、天気は相変わらずの炎天下の日々が続いている。
衣替えの期間は過ぎたとはいえ、さすがにこのバカみたいに暑い中、素直に校則に従って冬服を着込んでくる生徒の数は数えるほどしかいない。
それでも数えるほどはいるのだから、僕は色んな意味でその人たちに対して尊敬の眼差しを向けたい……とは思わない。
キーン、コーン、カーン、コーン…………。
授業終了を告げるチャイムが鳴り響いた。
僕を含め、大勢の生徒達がその音に終わったぁーなどと口々にしている。
僕達は今、普通に教室の中で授業を受けているわけではない。
どういう経緯かは覚えてないけど、今日の六限の授業は高校周辺の清掃活動ということになっていた。
普通に授業を受けるよりはいくらかマシだと思っていたけど、この炎天下の中じゃそれも決して楽とは言えない。
陽が当たらないだけ、普通に授業を受けていた方がよかったかもしれない。
「大和、戻ろうぜ」
ふとそんなことを考えていたら、クラスメートに声をかけられた。
「あ、うん」
僕――黒栖大和はその声に促され、校舎裏をあとにする。
と、そのときだった。
キーン……。
チャイムとは違う、何か別のそんな音が聞こえた。
「え?」
僕は振り返るが、音だけが波紋のように耳の奥へと響き、やがて静かに消えていった。
何の音だったんだろう。
今の音は、コインが地面に落ちたような音だったけど……。
どうしてかその音が気になって、僕は数歩だけ来た道を戻る。
日陰になって、わずかに湿った地面。
僕達が掃除をしたこともあって、いくらかは奇麗になっている。
そんな土色の地面の上に、それはポツリと取り残されたように転がっていた。
僕はそれをつまんで拾い上げる。
「……指輪?」
土にまみれてところどころ汚れてはいるが、それは指にはめるくらいの大きさの銀の指輪だった。
宝石やガラス細工みたいな装飾は何一つ施されておらず、それはまさしくただの銀の輪に過ぎないものだった。
誰かの落し物だろうか?
いや、っていうか、今まで掃除してたけど、こんなもの落ちてたっけ?
その指輪を拾ったのは、今の今まで僕がゴミを拾っていた地面の上だった。
地面に埋まっていたというなら見過ごした可能性もあるだろうけど、今拾ったこれは地面の上に置かれたように転がっていたのだ。
「…………」
手のひらの中のそれを、僕はぼんやりと見つめる。
端から見ればガラクタ同然のようなものなのに、どうしてか神秘さのような不思議なものを感じ取ってしまう。
「おーい。何やってんだよ大和。早く行こうぜー」
などと考えていたら、またクラスメートに呼ばれた。
「あ、ごめん。今行くよ」
呼ばれたことに慌てた僕は、拾った指輪をそのままポケットの中にねじ込んだ。
別にそれは意識してそうしたわけじゃなく、ただ急がなければという感情が先走って、結果として無意識のうちにそうなってしまっただ
けのことだ。
急ごう。
もう放課後だ。
今日がたまたま金曜日、つまりは土日の連休の前日ということもあって、僕達は真っ直ぐ帰宅せずに繁華街へと足を向けていた。
メンバーは僕の他に、男子のクラスメートの石塚悟と大河内健史。
女子は僕の幼馴染でもある坂城唯と、その友人である風間美野里。
僕達五人はクラスメートであると同時に、小学校時代からの腐れ縁でもある。
中学時代はクラスが違ってバラバラになったりすることも多かったけど、今年入学した高校では晴れて同じクラスで顔を合わせることになった。
では、なぜ五人が揃いも揃って同じ高校を受験したのか。
僕はそんな大した理由でもなく、公立で家から通える距離にあったからだ。
そのことをいつだったか、他の四人にも聞いてみたことがある。
するとどういうわけか、四人も僕と似たり寄ったりな理由で同じ高校を受験したのだというから驚きだ。
「まぁ、私立だと金もかかるし、電車通いとかメンドイしな」
とは悟の弁。
ずいぶんと適当な理由だけど、僕も似たようなものなので何も言うまい。
とまぁ、それぞれに経緯はあったのだろうけど、僕達は五人揃って同じ高校へと無事進学を果たした。
入学からもうすぐで半年が経とうとしている。
時間が経つのは本当に早いもので、今だって昨日が入学式だったようにさえ思えるくらいだ。
しかし実際は、すでに夏が過ぎ、季節は秋の真っ只中に突入している。
そう感じさせないのは、あとを引くように続く連日の炎天下のせいだろう。
最高気温も真夏日と同じくらいに上昇し、涼しい秋のイメージなんてものは微塵も感じさせない。
とはいえ、さすがに夕方近くになると風も涼しくなり、気温もそれなりに下がってくる。
僕達五人は全員が未だに夏服の格好に身を包み、ようやく沈む始めた夕陽に後押しされるように道の上を歩いている。
「で、今日はどうする? 先週はビリヤードだったから、今日は別のにするか?」
信号待ちの道の上で、悟が振り返って聞いた。
「そだね。さすがに二週連続は芸がないし。適当なところだと、ボーリングとかカラオケとか?」
唯が答える。
どっちがいいと言わんばかりに、隣の美野里にも視線を向けた。
「私は、どっちでもいいよ。みんなが行きたいところに行こう」
どこか遠慮がちに、しかし楽しそうに笑いながら美野里は答える。
「健史、お前は?」
「俺? まぁ、ぶっちゃけ俺もどっちでもいいっちゃいいんだけど。まぁ、どちらかといえばカラオケのほうがいいかな」
「大和は? どっちがいい?」
「僕もカラオケでいいよ。ボーリングとかだと、なんか汗かきそうだし」
「確かに。まだまだ暑い日が続くもんね」
僕の言葉を後押しするように、唯が賛同する。
「んじゃ、今日はカラオケってことにすっか。この近くって、店いくつくらいあったっけ?」
「アーケードの入り口のトコと、ゲーセンの奥に一ヶ所。あとは、表通りの奥のほうにもいくつかあったかな」
「っていっても、どこもあんまり変わんないでしょ。近いところでいいよ」
それもそうだなと、唯の言葉に全員が頷く。
と、ちょうどいいタイミングで信号が青に変わった。
動き出す人の波に紛れて、僕達も歩き出した。
結論から言うと、さすがに休日前の夕方ということだけあって店は賑わいを見せていた。
それでも僕達が無事に店に入れたのは、僕達がこの店の常連客として店長に顔を覚えていてもらったからだ。
「ラッキーだったな。店長に感謝しないと」
「ホントホント。顔はちょっとおっかないけど、いい人だよな、店長」
笑い合いながら、僕達は荷物を置いてソファに座り始める。
唯が内線でフロントにドリンクの注文をしている間にも、僕達は新譜を見ながら各々のレパートリーの曲を次々と入力していく。
「あー! また私だけ置いてけぼりー」
やや拗ね気味の唯を尻目に、僕を含めた男衆は早くもマイクを手に握っている。
「あー、あー。マイクテス、マイクテス」
悟の声が室内に反響する。
カラオケに来ると、大体は悟か健史が一番に歌い始める。
しかも、曲も大体の場合が一緒だ。
まぁ、僕も他のみんなも好きな曲だし、悟も結構歌はうまいから実はサマになってたりもする。
「おっしゃ。んじゃ、トップバッターいかせていただきますっ!」
立ち上がり、高々とマイクを掲げる悟。
ワイワイと、僕ら四人が後押しで場を騒ぎ立てる。
どうせこの曲はみんなが歌えるので、何も言わなくても途中から五人揃って歌い出すことは目に見えているのだ。
イントロが始まり、メロディーが流れ出す。
僕らの週末は、今日もこうして賑やかに始まりの合図を告げたのだ。
時間にすれば三時間……もうちょっとだろうか。
僕達は各々に熱唱を繰り返し、ある意味で完全燃焼しきっていた。
さすがにぶっ通しで歌い続けてたこともあって、のどの奥が少し痛くなっていた。
部屋を出て、会計を済ませて外に出ると、辺りはすっかり夜の暗さに包まれ始めていた。
携帯で時間を確認すると、ちょうど七時を回ったところ。
いくら夏の暑さを引きずる日々が続くとはいっても、夏至と冬至の間の今は日が暮れるのも早いみたいだ。
秋の日はつるべ落とし、とはよく言ったものだ。
「あー、歌った歌ったー」
悟は満足そうに背伸びをした。
それもそのはず、結局悟は終始ほとんどマイクを手放さず、他人の曲にもアカペラで乱入するくらいだったのだから。
「相変わらずっていうか何ていうか、よくのどが壊れないね……」
僕は半ば呆れ、半ば不思議なものを見るような視線で悟に言った。
「全くだな。同じ人間として、声帯の構造が違うとしか思えない」
僕の言葉を後押しするように、健史が続く。
「何言ってんだよ。ホラ、あれだよあれ。歌は地球を救ってやつ」
「それ、初耳」
「健史の座右の銘なんじゃないの?」
美野里と唯が交互に追い討ちをかける。
違いないと、僕と健史が小さく笑い出す。
「さてと。んじゃ飯行こうか」
そう言い出したのは健史だ。
言われて気付いたが、確かに僕もすっかり空腹感を覚えている。
考えてみれば、昼食を終えてからすでに六時間以上も経っているのだ。
しかも、今のカラオケでそれなりのカロリーを消費したと考えれば、腹が減ってくるのも当然だった。
僕達五人は、ほぼ決まって毎週の週末を揃って過ごすことが多い。
学校が終わり、そのあとは今日みたいにカラオケやボーリング、ビリヤードや買い物なので時間を潰し、夕食を近くのフォアミレスやファーストフード店で簡単に済ませてから解散となる。
どうやら空腹を覚えていたのは僕だけじゃなかったようで、言い出した健史に続いて僕達は移動を始める。
繁華街周辺は、今の時間ということもあってずいぶんと賑わいを見せていた。
仕事を終えたサラリーマンやOLの人達も、少なからずこれから飲み屋に直行する人もいるのだろう。
僕達は適当な会話をしながらアーケードの中を通り抜け、飲食店街の一角にあるファミレスに入っていった。
混んでるかとも思ったが、幸いなことに六人がけのテーブルが一つ開いていて、長く待つこともなく席へと案内された。
各々に席に座り、メニューの中から食べたいものを選ぶ。
一通りの注文が決まったところで、僕はテーブルのボタンを押した。
間もなくウェイターがやってきて、僕達はそれぞれのメニューを注文する。
注文の確認を終えると、ウェイターは厨房の奥へと戻っていった。
「あー、腹減った……」
悟は背もたれにズルズルと背中を引きずり、ドッと疲れたような表情を見せる。
「そりゃ、あれだけ歌えば疲れもするよ」
僕は苦笑しながら言う。
「いや、順番が違ったな。最初にまず軽く飯食ってからだったら、あと二時間はいけたぞ、俺」
「俺らが先にバテるっつーの」
水を一口含みながら、健史が答える。
「それだけのスタミナを、運動部のために使おうとは思わないの?」
と、唯。
「いやー、俺体の弱い美術部員ですから。運動なんてとてもとても……」
「その割には、悟はいつも部活中も遊んでるような……」
「う……」
美野里の鋭い突っ込みに、悟はわずかにたじろいだ。
同じ美術部員の美野里が目の前にいたんじゃ、悟も言い逃れはできそうにない。
「まぁ、そういうところも悟らしいっていえばそれまでなんだけど……」
「だな。コイツが真面目に芸術に打ち込む姿なんて、それこそ逆に気持ち悪い」
「……お前ら、さりげにヒドイこと言ってねー?」
などなど、どうでもいい会話を僕らは繰り返す。
それからほどなくして、注文した料理が次々と運ばれてきたので、僕らはとりあえず食事に集中することにした。
とはいっても、食事中でも話が続くわけなのだけど。
食事中にあまりするような話ではないけれど、僕は途中で一度用を足したくなったのでトイレへと立ち寄った。
多分、カラオケのときにドリンク飲み放題をいいことにガブ飲みしたからだろう。
今度からは少し控えるようにしようかな。
洗面所で手を洗い、さっさと戻ろうと踵を返す。
そのとき無造作にポケットに突っ込んだ右手が、何か冷たいものに触れた。
「ん?」
と、僕は立ち止まってポケットの中からそれをつまみ出す。
それは。
「あ……」
僕の手の中には、土色に汚れた銀の指輪があった。
そうだった。
校外清掃のときに拾ったのを、そのままポケットの中に突っ込んだままだったのだ。
とはいえ……。
「どうしようかな……」
正直、どうしてこんなものを拾ってしまったのかよく分からない。
あのままあの場に捨て置いてくればよかったのに、何を僕はこんなものを後生大事にするように抱えてきたのだろう。
とはいえ、さすがに店の中、しかもトイレの中に捨て置くわけにもいかない。
やはり、帰り道にどこか適当なゴミ箱などに捨て去ってしまうべきだろう。
と、僕は手の中の指輪のもう一度目を落として……。
「……?」
――瞬間、誰かの声が聞こえた。
「え……」
僕は周囲を見回す。
しかし、トイレの中には今、僕一人しか利用者はいない。
清掃中の店員もいなければ、個室の扉もどれもが開いたままだ。
一体今の声は、誰のものなのだろうか?
それとも、単に僕の空耳だったのだろうか。
しばし考えたが、結局は空耳だったような気がする。
それに、いつまでもトイレの真ん中で突っ立って考え事してるっていうのも、端から見れば変な図式だ。
仕方なく僕は、取り出した指輪をもう一度ポケットのなかにしまおうとして……。
「……あれ?」
その異変に気付いた。
手の中には、何の変哲もない銀の指輪が一つ。
ただ、その指輪の内側に、何かこう……。
文字のような、記号のような……よく分からないものが刻まれていた。
ついさっきまでは、こんなものはなかった……と思う。
見落としていたということもあるだろうけど、銀の指輪に赤く掘り込まれたような記号だ、嫌でも目立つ。
僕は覗き込むようにその記号を間近で見るが、やはりそれはただのわけの分からない記号でしかなかった。
仮名でも漢字でもないし、ましてやアルファベットでもない。
例えるなら、エジプトの壁画とかに使われているような象形文字に少しにているような気がした。
しかしだからといって、その記号がどんな意味合いのものなのか、僕には理解できないんだけど。
だけどこういうのは、ちょっと好奇心をくすぐるものがある。
テレビの特集とかでもたまにやってるけど、こういう未知のものに対する欲求というのは僕も人一倍に持ち合わせているのだ。
よく見ると、赤く刻まれた記号はこびりついた土の裏にもう少し続いているようだった。
僕は途端に興味が沸いて、洗面所の蛇口をひねり、水で土汚れを洗い落としてみることにした。
記号一つじゃ無意味でも、全貌が見えれば意味を成すかもしれない。
爪を立て、こびりついた土の塊を剥がし落としていく。
全てを奇麗に取り落としていくと、赤く刻まれた記号は、実に指輪の内周をぐるりと囲むように走っていた。
しかし、やはりどう読み取ろうとしても、僕にはそれが記号なのか言語なのかさえも分からない。
ただ、何というのだろう。
僕は直感的に、ここに刻まれた全ての記号は、恐らく世界中のどの国にも属さない、しかもどれだけ過去に遡っても歴史の表舞台に登場することはないような、そんな存在なのではないかと思ってしまった。
それはとんでもなく突拍子のない思考だった。
自分でも、どうしてそんなことが想像できるのか不思議なくらいだ。
……だけど。
それでも僕は、何となく分かる。
しかも、断定できる。
これはきっと、あってはならないものなんだ、と。
それが本能なのか、ただの妄想なのか、それさえも分からない。
僕は赤く刻み付けられた記号の羅列を凝視する。
まるで血液を染み込ませたかのような、生きる色を連想させるほどの強く深い色合いの赤。
その美しさを超えた領域の神秘に、僕は魅入られそうになる。
――ドクン。
心臓が跳ねた。
まるで全身の血液が沸騰しているかのような感覚。
確かな熱を帯びていく体は、しかし永久氷土のごとく冷たい。
血の流れが、体内を巡るそのいくつも張り巡らされた血管の迷路が、今なら紙の上に正確に書き出すことさえもできそうだ。
細胞が、神経が、感覚が、全てが研ぎ澄まされていく。
まるで刃こぼれを知らないナイフのよう。
物体の構造を、全てを知り尽くしてしまったような……。
「う、あ……」
急なめまいに、体が揺れ、視界が傾ぐ。
洗面台に両手を突いて、僕はその正体不明の酔いに耐えた。
ジャージャーと、閉じられていない蛇口からは今も水が流れ続けている。
その音が、余計に神経を過敏にする。
握り締めた拳を解き、僕は今一度、その指輪の内周に刻まれた赤い記号の羅列を見る。
その、文字か記号なのかさえも分からないものを、僕は……。
――瞬間的に、全て理解してしまったような気がして……。
トン、と。
「わあっ!」
突然肩に触れられた感覚に、僕は思わず声を上げて身を翻した。
「うおっ!」
しかし、それは相手も同じことだったようだ。
僕が息を上下させながら見る視界の先には、同じように一歩ほど身を引いた健史の姿があった。
「……た、健史……?」
声がうわずる。
一体僕は、何をこんなにも緊張しているんだろうか。
「あ、ああ。いや、お前がやけに遅いから、ちょっと様子見にきたんだけどさ……悪い、驚かすつもりはなかたんだけどよ」
「え、あ、いや……僕のほうこそ、ゴメン。ちょっと、考え事してたからさ、それで……」
「ん、そっか。ならいいんだ。んで、そろそろ時間もいいところだしさ、店出ようってことになったんだけど」
「あ、うん。じゃあ、戻ろう」
僕は蛇口の水と止め、健史のあとに続いて歩き出す。
その手の中に握りこんだ指輪は、健史には見られていないようだった。
僕はその指輪を再び、そっとポケットの中に戻した。
「……あれは一体、何だったんだろう……」
僕は健史に聞こえないように、小声で呟いた。
あの瞬間。
この世界のどこにも存在しない、存在することのなかった未知の知識が、僕の中に流れ込んできたような気がした。
それらは大小様々な形をしているにもかかわらず、その大小には何の意味合いすらなく。
しかし一つ一つが確かな意思を持ち、連なることでそれらは一つの言葉となっていた。
だから、僕に分かったのはそんな無数の意思と言葉の中のたった一つだけ。
その一つだけが、唯一僕の知識の中でも理解できた言葉だった。
その、言葉とは……。
「――クリムゾン・テキスト……」
もう一度、呟くように僕は繰り返した。
このたび本作を新しく連載することになりました、作者のやくもです。
初めての方は始めまして、そうでない方はこんにちは。
えー、今回はしっかりと戦いに重点をおいたストーリー作りを心がけてみようと考えています。
とはいえ、根気がどこまで続くのか、今から不安で仕方ないというのが現状です。
できる限りの努力はしますし、読者の方々を開きさせないようにがんばっていきますので、どうぞお付き合いのほどをお願いします。
では、終わりの見えない物語をお楽しみください。