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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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魔法祭開幕

最近戦闘描写がなくてすみません。

もう少し話が進まないと戦闘がないです。


あれからセリフの確認やら衣装や風景のセットの準備などをしていき何とか本番までに間に合わせる事が出来た。

そのせいで初日の競技の方は全く見に行く事が出来なかった。

歓声が聞こえてきていたので相当盛り上がっていたのだろう。

見に行きたかったけど行ったら行ったでやりたくなりそうだから良かったのかもしれない。

…………………………

なんか子供みたいだな。

中身は大人のはずなんだけど……………

「カイ君?どうしたの?もう始まるよ」

「ああ、ごめん」

そう、今から劇が始まるのだ。

観客はたくさんいる。

理由は今日のイチオシイベントになっていたからだ。

見せて大丈夫なものかを先生が判断するためにある程度形になった段階で1度先生方に見せるのだが、思いのほか好評でイチオシイベントにされたのだ。


劇の内容を全部話すと長くなるからあらすじだけにしよう。


ある場所に1人の青年がいた。

普段荒れていることもなく仕事を真面目にこなす好青年だ。

しかし、彼には1つの欠点があった。

それは極度の人見知りということ。

彼の人見知りは本当にひどく、同僚とも仕事のことについては普通に話せるが、それ以外は何も話せなくなるほどだ。

そんな彼には1つの楽しみがあった。

1週間に1度彼の勤めている店に来る1人の女性。

彼は彼女のことをいつしか好きになっていた。

そんな彼が店に来る彼女と付き合うため自分を変えていくという感じだ。

そして、結局その女性も彼の事が好きで付き合うことになる。

その後色々あるのだが、最終的に結婚するというハッピーエンドの話だ。


何故僕が最後のシーンを嫌がっていたのか。

それは結構再現度の高い結婚式のシーンだったからだ。

この再現度の高いというところが肝心で誓いのキスまであるのだ。

観客の位置が近いため誤魔化すことは出来ないため普通にしなければならない。

それをたくさんの見ず知らずの人の前でやらなければならないのだ。


「それでは誓いのキスを交わしなさい」

神父役を自らかってでたレクスがそう宣言する。

器用なことに観客側の顔は真面目そのものなのだが、観客から見えない方はニヤニヤしている。

イラッとするが劇の途中なのでどうすることも出来ない。

これはパッとやって即終わらせよう。

レクスが王城から借りてきた本物のドレスを着ているマイは恥ずかしさからか頬を赤らめている。

そんなマイとキスをして劇は終わるのだった。

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