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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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夏休み初日

明日、明後日は2000字程度にする予定です。

変な夢を見た日から数週間たち夏休みに入った。

その期間帝国に大きい動きはなく、普段通りの生活が続いた。

これはレクスから聞いた話だが帝国側はいつ戦争が始まるか分からない状態を作る事でこちら側を疲弊させようと考えている可能性があるそうだ。

あちらに腕の良い軍師がいるのか皇帝が優秀なのか……………

っと夏休みの初日から暗い話を出すのは辞めよう。


今日僕は仕事の予定は無く休みである。

それに伴いマイも一緒にいる。

今日は一緒に宿題をすることになっている。

もちろん前世の僕は終盤で慌てて終わらす人間だったよ。

だったらなぜ初日からしてるのかって?

マイが宿題を早めに終わらすタイプの人だったからです。

彼女の前で慌てて宿題をやるなんて嫌だと思ったので一緒にやることにしたのだ。

ちょうど一緒に宿題をやることを学校で約束していたのでレクスに宿題までデートに変えてしまうのかと言われた。

実際デートみたいなものだから反論出来なかった。

そんな経緯で決まった宿題デートをしていくのだった。


その間ライはというとロヴァイトさんと訓練に行っている。

何故そうなったのかというと、

森から帰った数日後スタール亭でミサリーさん、ロヴァイトさんと夕食を約束していたので丁度良いと思いライを連れていき紹介したのだ。

もちろん街中では目立つのでスタール亭の個室に入るまでは大きめのカバンに入って貰った。

そんなわけで紹介すると流石というかロヴァイトさんはライが他より強い個体ということを一目で把握していた。

それを僕に確認してきたので、ロウオウだということを伝えるとライに対する目が変わった。

別に警戒したという訳では無い。

見た感じではあるが興味深いものを見ている目から戦闘狂が好敵手を見つけたような目に変わった。

それに怯えたライに無情にも夏休みの初日に手合わせをしようという声がかけられた。

ライはロヴァイトさんが恐くて逆らえないのかすがるように僕を見てきた。

僕はそれを心を鬼にして無視しロヴァイトさんに本当に良いのかと聞く。

すると何なら僕も一緒にするかという話になった。

その時にはもうマイと一緒に宿題をすることが決まっていたのでそれを理由に辞退した。

ロヴァイトさんは他に相手がいるからか、娘の彼氏との時間をとるのが忍びなかったのかあっさり引き下がった。

これでライが自分の身は自分で守れるようになれば儲けものだ。



宿題デートは始めてから昼食の時間を除いて夕食まで続いた。

宿題の半分位が終わり肩の荷が半分軽くなった気がする。

夏休みって宿題が終わってない時って何をやるにしても宿題がちらついて完全に楽しめないんだよな。

それでも最後まで残していたのだが。

二人でやると凄く効率が良かった。

だいたいのことはどちらかが覚えているので詰まることがないし、何より集中がきれない。

そして、マイに癒して貰いながら出来ることが僕にとって大分アドバンテージになった。

もう一度一緒に宿題をして終わらせようと約束しその日は終わった。

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