表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
46/304

ペット

今回いつもの半分位の量です。


ペットにすることが決まり、また名付けをしなければいけないのかと思っているとマイがライと名付けてくれた。

ライウという森の名前からとったようだ。

本人も納得したようなので良かった。

こうして名付け問題はなんとかなったが他にもやらなければならないことがある。

まずはライがロウオウであること、さっきのキングウルフと同一であることの説明だ。

それには皆も驚いてたけど僕も驚くことがあった。

ロウオウはなんと最上級の魔獣らしい。

普通に驚きだ。

というか最上級ってこんなに出現するものなの?

自然災害と考えられてるんだよね?

と思って皆にも聞いてみたがこんなに出現するのは経験したことがないし、聞いたこともないということだった。

ここで考えても分からないものは分からないためもう一つのやるべきことをする。

先生方への報告だ。

幸いライが小さくなったところを見ていなかったらしくちょうど良かったので、キングウルフは逃げ、子供を置いていったのでその子を飼うことにしたことを伝える。

飼うことにしたのを止められるかとも思ったがあっさり認められた。

そして、事後処理は先生方がやってくれるそうだ。

ちなみに今回はベン先生とロヴァイトさんは来ていない。

理由はベン先生は他のクラスの授業があったため、ロヴァイトさんはライウの森位だったら大丈夫だろうと来ていない。


まあ、先生方が後の対処をしてくれるみたいだから皆の元に戻る。

するとマイとレイがライを取り囲んで撫で回している。

それを見てレクス、ノインが引いている。

そんな状態だった。

やっぱり女性は小動物が好きなのだろうか。

僕に気づいたライは一瞬の隙をつきこちらに走ってきた。

この場合は逃げてきたと言った方が正しいかもしれない。

こちらに来たライは明らかに疲れた様子だった。

「二人ともやり過ぎたら嫌われるよ?」

こう言ってライを構うために近づいていた二人を止める。

ライは涙目でこちらを見ていた。

まるで泣きながら感謝してる感じだった。

「ところでライ、何処かよりたいところ無い?」

「う~ん、無いですね。親はどこにいるか分かりませんし、さっきの群れも成り行きでキングウルフになってただけなので」

そうなんだ。

ライはしっかりしてるから親が死んでいたらそれを理解するだろう。

どこにいるか分からないというところを考えると子供を置いて何処かに行っちゃったのかな。

動物園でも親の育児放棄が起きているのをテレビで見たことがある。

そんな感じなのかな?

「おい、カイ!そのライとやらは話せるのか?」

レクスが凄い勢いで問い詰めてくる。

何を今さら……………そうか、そういえばライが皆の前で話したの初めてかも。

ライが話せるようになった経緯を説明する。

皆驚いていたが最後は納得していた。

こうして、最後には騒動もあったが無事に初めての遠足もといサバイバル訓練が終わった。







その頃、リーセスはカイ達と同じくライウの森にいた。

「突然変異をさせることには成功したか。だが、経験を積ませなければ意味をなさないようだ」

そう呟きその場を去った。

それに気づいた者はいなかった。

2話前に話の流れででてきたRPGのリメイクの発売が発表されましたね。

タイムリーだったので驚きました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ