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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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信じられない事が起こりました

今日は過去最高のアクセス件数でした。

ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

大分学校にも慣れてきた頃、タキア王国の件が片づいたとレクスから聞いた。

しかし、まだ謎が残っているそうだ。

王が言った帝国から来たという人物。

そしてそれを言おうとした途端王が謎の死を遂げたこと。

帝国は領土の拡大を目指しているためタキア王国をけしかける可能性は充分にある。

また、帝国は単純に邪魔だったタキア王国を潰したかっただけかもしれない。

問題はどのような人間なのか、つまり帝国から来ただけの人間なのか帝国から命令を受けてきた人間なのかだ。

1個人が計画する内容としては大規模過ぎるので帝国が関わっているというのがウェンテライウ王国側の考えである。

しかし、証拠が合ってもタキア王国のときのように攻め込むことはしない可能性が高い。

これは国民を守りきれない可能性があるからである。

今、こちら側と帝国側の戦力の差は同等だったものから徐々に帝国側に傾いていっている。

証拠があるからと言って易々と攻め込めば激しい反撃が考えられ、王国内の街が戦場にでもなれば国民を守りきるのははっきり言って厳しいだろう。

それと戦争に勝ったとしても後をどうするかという問題がある。

ウェンテライウ王国が勝ったからといって帝国の領土全てを王国の領土にすれば王国が強くなりすぎるのだ。

前世でいう独占企業的なやつになってしまうわけだ。

王国側としては良いことのように思えるだろうが、周りの国からの印象が悪すぎるのだ。

周りの国が一致団結し攻めてきたらさすがに厳しい。

そして王国、帝国どちらもこの大陸の中心付近にあるつまりすぐに囲まれてしまうわけだ。

まあ、他にも飛び地になるとか帝国に住んでいる人の生活水準を上げなければいけないとか色々ある。

ただ攻めてこられた時には対処しなければならない。

今、王城ではそうなった場合その後どうするかを会議しているらしい。

ここまでを全てをレクスの口から聞いたんだけどこれって国家機密の部類に入るやつじゃないの?

話して大丈夫なのかとも思ったが、旅のことを聞かされた時点で国家機密の1つを知ったわけで今さらだと思った。

レクスとしては僕を含めてクラブメンバーを戦争に巻き込みたくないと考えているようだが何かあれば国からお願いがくる可能性があるとのこと。

命令ではなくお願いなのは僕達はまだ学生だから強制出来ないという感じだ。

ベン先生の方も僕達の出番が来ない限り戦争には出さないことをレクスが交渉したらしい。

真面目な時と普段の差が激しいから調子が狂う。

とはいえ王国が市民に出兵を求めることはほとんどないから本当に緊急事態の時だけのようだ。

そんなことにはならないことを願うばかりだ。

そんなことよりも考えられない事が今起こっている。

何が起こったかって?

順を追って話すとなるとまずきっかけとなったのはロヴァイトさんとの訓練。

これが僕にはとても良い訓練になったのだがロヴァイトさんはその後の仕事で手応えを感じることが出来なくなったらしい。

ここまで言ってもまだどうなったか分からないだろう。

というかこれで予想して当たっていたら予知の才能があるんじゃないかと疑ってしまう。

まあ引っ張ってもしょうがないのでここら辺で何が起きたのか言おう。

ロヴァイトさんが魔法学校の教師になりました。

しかも、僕を含めたクラブメンバーだけが指導対象。

何故そうなったのか改めて説明しよう。

まず手応えを感じなくなったロヴァイトさんは僕とまた訓練をしようと考えた。

しかし、土日にするにしても娘から彼氏を奪うことになる。

そう考えたロヴァイトさんは自分が魔法学校の教師になれば好きなときに訓練出来ると思った。

そして魔法学校に申請。

初めのロヴァイトさんの申請内容は、

僕とロヴァイトさんが見込んだ人のみが訓練対象。

学校側としてはさすがにそのためだけに新たに教師を増やすことは出来ない。

それを言われたロヴァイトさんは僕以外のクラブメンバーも指導対象にすることに。

学校側は断ろうとしたがロヴァイトさんがSランクで中々教えて貰うことは出来ないと考え特別に許可を出した。

そして、僕達クラブメンバーの力が他と離れつつあることも話題にあがり特Aクラスを作り担任はベン先生のまま。

しかし、Aクラスの担任でもあるので副担任をつけることに。

その副担任がロヴァイトさん。

僕もまだ信じられない。

てか、ロヴァイトさんの行動力高過ぎだろ。

そして、毎日ロヴァイトさんとの訓練は体が持たないって。

そう、僕達はもう、魔法に関する授業は必要ないと判断されその授業の時にロヴァイトさんとの訓練が入る予定なのだ。

もう魔法学校ではない気がする。

こうしてロヴァイトさんが魔法学校の教師になったのだった。

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