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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
旧帝国領編
281/304

271話

結局、全員で魔族の大陸へ向かうことになってしまった。


というのも、レクスの呼び掛けにより全員が集められ、その中でレクスが突然自分も行くと言い出したのが始まりだった。

それを待っていたかのごとく自分も、自分もとなっていき全員で行く事になってしまう。


そして、マイには当たり前のように「カイ君の横が一番安全でしょ?」と、言われてしまった。

否定もしにくいし、マイがそばにいないのはそれはそれで不安なため渋々ではあるが、一緒に行く事にした。

他の面々も色々話し合っていたが、結局本人の意思を尊重するということになっていき全員でということになったのである。



僕たちの行動はすぐに実行に移された。

理由としては、死神の力が未知数であること、それに魔王、そして小さな天使が手を組んでいるということで、先に攻められたら負けるだろうという話になったためだ。

学校には王家の用事として報告されている。

そのため欠席ではなく、公欠扱いとなるらしい。


そうしたのは、必ず帰ってこいという国王のメッセージなのだろう。



話し合ったのが夕方だったのもあり、翌日の早朝に移動魔法で魔族の大陸へ。

移動先ですぐに敵に会わないために大陸の隅に移動したのだが、目前には城があった。

RPGでこれを見たら間違いなくラスボスがいるだろうと確信するレベルで、立派で、だけど怖い雰囲気を兼ね備えた城だった。


運が良いのか悪いのか、分からないが、探す手間が省けたのは事実であるため皆と顔を見合わせ城に入ったのだった。



城の中も外見と同じ雰囲気を保っており、敵は見当たらないながらもよけいに警戒してしまう。

まず目に入るのは目前から大きな扉まで伸びている真っ直ぐな階段だろう。

RPGではボスまでの道筋が複雑なことがほとんどだろうが、これは、おそらくこの奥に魔王がいるのだろうということは何となくわかった。

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