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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
旧帝国領編
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247話

少し待っていると美味しそうな匂いが漂ってきた。

昼ご飯がハンバーグということを聞いたときからお腹がすき始めていたため、早めに部屋から出てリビングで待っている。


熱があるとき特有の寒さを感じるが、それ以上にハンバーグが楽しみだった。



「お待たせ」

そう言いながらマイが器用に1人分の食事が置かれたお盆を左右の手に持ちながらやってきた。

流石だな。

そう思いながら運ばれてきた食事をマイと一緒に食べたのだった。


なお、マイにうつしてはいけないため魔法により飛沫をカットしておいた。



その日から二日間は振り替えで休みだった。

幸いにも僕の風邪はその日中には治り、マイにうつる事も無かった。


そうして学校行くと、通常の授業の傍らで就学旅行の段取りを確認するクラスメイト達の姿をよく見るようになった。

僕達の旅に先生はついてこない。

ついてくるとしたらロヴァイトさん位だが、ロヴァイトさんは辞退した。


それはギルドの戦力的に、自分まで離れると何か起きたときに対処出来ないという理由である。

もちろんギルドに冒険者を拘束する権限は何か問題を起こさない限り発生しない。

だが、ランクが高くなるほど軽率に動かないようになる傾向がある。

そこにいる戦力として考えられ始めるため責任が大きくなるのだ。



そして、時は過ぎていきまた、すぐに2連休が始まった。

これが、修学旅行前の最後の休日である。


そのためほとんどの生徒はこの休みに旅行に必要なものを買いに行っている事だろう。

そんな中僕は家でゆっくりしていた。


僕は基本的にインドア派であるため必要外の外出は避ける。

1人であれば旅行なんて絶対に行かない。

そういう意味では貴重な経験をしているとも言える。


そもそも僕がインドア派なのは面倒くさがりという理由が大きい。

外出を嫌っているわけではないが、起きてそのまま家の中で過ごすのが考えることも無く面倒くさがりにとって良かったのだ。


こうしてインドア派の僕は家で休日を過ごしたのだった。

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