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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
旧帝国領編
250/304

243話

そして、夏休みは過ぎていき2学期が始まった。


すぐに始まったのは去年もした魔法祭。

正直あの劇だけ妙に印象に残ってしまっている。



また劇になりました。

クラス替えはあったが、皆去年の劇を覚えていたようですぐに決まってしまった。

多数決だったためどうしようもなかった。

そして、同様に主役、ヒロイン共に決まった。


正直また主役をやる覚悟を決めかけていたのだが、今回は僅差ではあったが僕たちではなくリーセスとレイに決まった。

やはり僕たちは去年やっているから、新しい人の方が良いだろうという意見が多かった。


「それでは話についてはまた私が持ってこよう」

「あ、あの」

「どうした?」

レクスの発言に珍しくレイが声をあげた。

こういう大人数の時は基本無言なんだけどな。

「えと、キスシーンはちょっと・・・・・・」

「キ、キス!?」

レイの発言にリーセスが驚いた。

・・・・・・あ、そうか。去年のを知らないのか。

「善処しよう」

レクスがニヤニヤしてる。

絶対キスシーンを作ろうとしてるな。

その雰囲気はクラス全員に伝わっており、皆苦笑いを浮かべていた。



こうして準備している中、今回は競技に参加出来ることになった。

特別枠で。

そのため、競う相手はお馴染みのメンバー同士ということになった。


翌日。すぐにレクスが劇用の話を持ってきた。

3種類も。

僕の時は選択肢なかったよね?

でも、さすがなのは全て終わり方がキスというところだろう。


そして、一つぴったりの話があり皆がそれに票を入れ、それに決まった。


話の内容は置いておくとして、ファンサービスなのかもしれないけど僕とマイは前回と同じ役で出ることになった。

そういうのは売れた作品とかがやるやつだから。

というかそのぴったりの話には元からそのキャラが登場する予定だったため別に異論はない。


こうして着々と準備が進んでいき魔法祭の日が近づいてきた。

今回は途中で中断されないことを祈ろう。



魔法祭の準備が進む中、修学旅行の準備も進んでいた。

魔法祭が終われば間をおかずに修学旅行が始まるため終わってから準備をするわけにはいけなかった。

そのため、去年よりも大忙しだったが、なんとか準備を終え魔法祭を迎えたのだった。

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