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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
亜人大陸編
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233話

止まった、ビルナーを見て呆然と立ちすくむカイ。


どういうことだ?用は済んだって・・・・・・

疑うにしても先ほどまで感じていたオーラを全く感じなくなった。

それどころか生きているような感じがしない。


それを確認した段階で僕の意識は途切れた。



後方でもビルナーから生気を感じ取れなくなり戸惑っていた。


その最中カイがその場に倒れた。

そして、今回ばかりはマイを止められなかったレクス。

戸惑っていたのもあり、彼女が何も言わずに行ったのもあるが、何より彼女の早く駆けつけたいという思いは重々分かっていた。


「行っちゃったぞ。追いかけなくて良いのか?」

「恐らく大丈夫だろう。それに一番心配してただろうしな」



移動魔法で瞬時にカイの元に移動したマイはそのままカイに駆け寄る。

息があることに一安心しつつ回復魔法を施す。


少し浅かった彼の呼吸が眠るときのような物に変わる。

それにさらに安心し、回復魔法の手を止める。

落ち着き近くにビルナーがいることを思いだしそちらに目を向ける。

やはり死んでいるようだ。

カイが何かしたようには見えなかったが、突然生気がなくなったように見えた。


何故かは分からないが、今はそれよりもカイの無事が嬉しかった。



ここからのことは僕自身も気を失っていたため後で皆から聞いた話だ。


あの件でエルフ達の誤解は解け、和解したそうだ。

悪かったのは先代のエルフの族長ということになり、丸く収まったそうだ。

さらに、魔物を全て制御して森を管理刷るということも辞めることになったらしい。


僕と同じようにその制度がおかしいと感じているエルフも多かったようだ。

それと確かに楽ではあったが、今回の黒幕と思われている先代の族長が始めたことだということもあり、即刻廃止することにしたそうだ。


そして、そのまま問題を解決したことで帰ることになり、僕は寝たまま船に乗ったらしい。

やはり船を折り返してもらった理由が体調を悪くした人がいるだったから、これ以上の期間になると怪しまれる可能性があったからそうせざる終えなかたらしい。


リーセスも歩くのがやっと位だったらしいけど、その状態で幻惑魔法を使い乗るときを乗りきったらしい。

帰りもそれで乗りきったそうで、僕が今いるのは自宅だ。

結構長い間眠っていたようで自分でも驚いた。



「起きたばかりなんだしもう少し安静にしてた方が良いよ。だから、ほら、あ~ん」

ベッドの上で半身起こした状態で食べさせてもらっているから、まるで介護されているみたいだ。

自分で食べられると言ったがその返しがさっきのである。

先ほどまでこれまでの話を聞いていたのだが、僕のお腹がなったことでご飯を食べる流れとなった。

学校へは3学期の最後までは通わなくて良いようにレクスがしてくれたようで、後2周間位休みがあるそうだ。


魔族が動き出すという話もあるけど、今はとりあえずその事は考えないようにして休もう。

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