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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
亜人大陸編
222/304

218話

皆が集まると自然な流れで食べ始めた。

皆、付き合っていたりするのだが今日主に男子と女子で別れていた。

「良かったの?せっかく呼んできたのに」

その状況が一番かわいそうだったノインにそう聞くが、

「良いんだよ。仲良くなってくれた方が嬉しいし・・・・・・」

なんというか自分の気持ちを押し殺しているのが良く分かる。

本当にかわいそうだからカリアさん来てあげて。

「そう言うお前も先程からチラチラとスタールの方を見ているが・・・・・・」

「それくらい良いだろ?別に」

レクスが僕たちの会話に入ってくる。

「呼んできてやろうか?」

「それなら先にカリアさんを」

「何でそうなるんだよ!」

おお、なんかノインがツッコミしてるのは新鮮だ。

ただ、その声が大きかったため女性陣がこちらに気づいた。

「どうしたの?」

その中でもノインの声だと気づいたカリアさんがこちらに近寄ってきた。

意図してそうなったわけではないが、結果としてノインのもとに来たので良しとしよう。

「何があったの?」

おっと、こっちにも来たようだ。

それを見て薄ら笑いを浮かべているレクスであったが、そちらにもローゼさんが来ているので皆ハッピーということにしよう。

ちなみに話に入ってきてなかったリーセスのところにもレイがちゃんと来ていた。



それからは恋人、婚約者同士で食事をしていた。

皆で集まった意味がないと言われてしまうが、僕がこれを提案した理由はインベントリに有り余りそうになっている料理を少しでも減らそうというもの。

別に腐らないから良いのだが、なんというか冷蔵庫に料理を溜め込んでいるような感覚で落ち着かない。

そのため早くなくしたいのだ。

これは賞味期限ではなく精神的にのものだ。



それから、ローゼさんとカリアさんはそれぞれ元の場所に送り、僕たちは精霊王の元に向かう。

「それじゃあ、もう行くのかい?」

「ああ、早めに解決した方が良さそうだからな」


その流れでそのまま森に入った。

しかし、先程通った時とは異なり、周りから凄い気配を感じる。

「これは完全に歓迎されてないね」

その歓迎されてないであろう当人がそう発言する。

それにはどう反応して良いのか分からず皆黙ったままだった。

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