表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
亜人大陸編
193/304

189話

その後、時間終了の合図が聞こえて来るのはすぐ後であった。

その合図もあってか僕達二人が森の入り口に着く頃には皆集まっていた。

「うまくいったか?」

レクスが僕達が二人で帰ってきているのを見てマイそう問いかける。

「はい」

やはり、結構上機嫌なマイの声がそう答える。

その答えに全員が歓喜の声をあげる。

そんな中レクスだけが僕に寄ってきて一言。

「婚約者にしてやられたな」

ニヤニヤ顔でそう言ってくるレクスになんというか言い返したくなった。

「卑怯な手を使いやがって」

「何のことだ?」

絶対わかってて言ってやがる。

「初めのやつだよ」

「持ってる手札を有効に使ったまでだ」

なんだよ、なんかすごい出来る人みたいなこと言いやがって。

しかし、その通りなので言い返せない。



少し経ち歓喜の声も落ち着いてくる。その頃には皆の仲も深まっていた。

この森での授業という名の鬼ごっこは終わり学校へと帰ってくる。

学校に帰ってからは主に魔法の授業が続いた。

普段は免除されているため新鮮に授業を受けることができた。

そして、昼休みへと移る。

一応目の前でインベントリから物を取り出すのはやめた方が良さそうなのでフェイクで持ってきている鞄の中に手を入れてそこでインベントリから弁当を取り出す。

今日は皆で食べるという話になり、教室の中の11個の席を全て付けてそれぞれが座ることになるのだが、必然的に一つの席が主役の席の様になっている。

その席に僕が座ることが自然に決まった。なんか皆に押し付けられた。

もちろん僕も抵抗したが負けたやつに席を選ぶ権利はないらしくそのまま諦めて座ることにした。

救いはマイがすぐ近くの席に座ってくれたことだろうか。

活躍した順に席を決めていたため僕を直接捕まえたマイがいち早く決めることが出来たのだ。

と言っても僕の席は一番早く決まっていたのだが。

その他の席順は結構バラバラになっていたがやはりリーセスとレイは隣に座っていた。

雑談などを交えながら時間は過ぎていき昼休みは終わりを迎え午後の授業が始まっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ