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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
亜人大陸編
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ウルフール学校

時は過ぎ学校へ行く日が来た。

全員充実した休日を過ごせたようで体調は万全のように見えた。

僕も休日はマイと楽しく過ごすことが出来た。二人ともが透明な状態で手を繋いで獣人の国をデートしたり水の中で呼吸できるようにする魔法を開発、いや精霊王の魔法の真似をしているだけだから模倣か。

それを試したりしていた。結果としては本当に同じ効果にまでは至っていないが息をすることは成功。

服を濡らさないようにするのは失敗に終わった。

まあ、マイと一緒にしていたからそんなの気にならなかった。

レクスは聞いた話によると休日をずっとローゼさんに付き合わされたらしい。

それでもくたびれた顔をしていないところを見るとレクスとしても楽しかったことがうかがえる。

リーセスとレイはなんというか一段と距離が近くなった気がするため何か仲が進展するような出来事が有ったのではないだろうか。

ノインは考えるだけで寂しそうなため王都に送ってあげようかと思いノインの部屋を訪ねたのだが、何処かに外出していたためそれは叶わなかった。

しかし、そこまで寂しくはなかった様子である。

何があったのかは不明だ。

そんな感じで久しぶりにミリアと会い学校まで案内してもらうことになった。

ミリアは案内役に徹しており今回の課外授業?には参加していない。

獣人の王に会いに行くときですら門番の人と案内を交代してついてこなかった。

道があったら全力で突っ走っていくようなイメージだったが実はしっかりしているのだ。

朝起こしに来たのだって自分が早く起きなければ出来ない。



そんなわけでついた学校だが木造でザ・昔の学校という感じの建物だった。

正式名称はウルフール学校。

開設者が狼族のウルフールという人だったのが名前の由来だという。

大きさとしては小規模だが、前情報として選ばれた人のみが通うことの出来る学校と聞いていたので想像していた程度の大きさだった。中に入ると初めに校長室に案内された。

ミリアが扉をノックする。中からの声が聞こえミリアが扉を開ける。

「ウルフール学校にようこそ。歓迎します」

穏和そうな初老の男性に出迎えられた。

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