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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
亜人大陸編
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178話

あの後、水中とは違う感覚に戸惑いつつ宿まで歩いて帰った。

外はもう夜であり海底にどれくらいいたのか分からない。

休みは各々自由に行動。学校に行く日は早めに集合ということにし分かれた。

僕はレクスを移動魔法で王城に送ってから部屋に入る。

僕もマイも疲れていたのか外が夜で早くも体が順応してきているのかすぐに眠気に襲われ寝るのだった。



レクスは王城の自室に戻っていた。

流石にこの時間まで待っていなかったのだろう、ローゼはいなかった。

しかし、以前の経験からどこかにいるのではないかと探してしまった。

結局いなかったようで少しのため息を吐き力を抜く。

その一瞬の休憩からすぐに復帰し部屋から出て国王の部屋へと歩いていく。

一先ず帰る算段がついたため報告しておくことにしたのだ。

ちなみに帰りも移動魔法は使わない。

なぜなら、亜人の聖地にウェンテライウ王国の生徒が行くというのは周辺諸国に知れ渡っている。

そのためどこかで目撃情報がないとどうやって行ったのかと問い詰められる。

移動魔法をまともに使えるのはカイしかいないとはいえ広めるつもりはなかった。

広まれば広まるだけまともに使える人が増え犯罪に組み込まれると厄介となる。

そこまで考え行動していた。



ノックをしてから部屋に入ると

「この部屋に来るのは久しぶりだな」

国王のその言葉に出迎えられた。

「今からでも謁見の間に移りますか?」

あくまで家族としてではなく国王と接するつもりでレクスはそう返す。

「いや、良い。それよりここに来たということは帰る目処がたったのだな?」

「はい。九日後に向こうをたつ予定です。懸念事項はありますが恐らく大丈夫です」

「そうか、もう疲れているのだろう?もう休みなさい」

国王はあくまで父親として接しているのが節々に感じられた。



リーセスの部屋にはレイが訪ねてきていた。

色々と話していたのだがやはり疲れがあったのかレイが途中で寝落ちしてしまった。

リーセスはまだ起きていたためレイをベッドに移し自分は椅子に座って寝るのだった。


その頃ノインはすることが無かったためすぐに寝たのだった。

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