表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
123/304

表彰とパーティー

次話から2章に入ります。

出来るだけ頑張りますが明日はあまり時間がとれないためキャラクター紹介になるかもしれません。

さて、どうしようか。

まずは断ってみるか。

「すみませんが急いでいるので」

「なんだよ兄ちゃん、つれねえな。一瞬で終わるから」

こいつは自信家なのか負けると思って挑んでいるかのどちらかなのだろう。

立ち振舞いからして脅威を感じない。

言葉通り一瞬で終わらせることはできるだろう。

しかし、面倒くさい事には変わりないし受ける義理もない。

「分かりました。それでは手続きを」

「お、サンキュー」

断る方が面倒くさそうでした。

それにこれが抑止力になる可能性もある。



結局一瞬で終わった。

もちろん僕の方が勝った。

彼がどういう目的で僕と飛び級試験をしたのかは謎のままだ。

勝負に勝って心理戦に負けた感じだ。

本人に直接訊いても良いのだが正直に話すか分からないしまた絡んでこられても迷惑なため辞めておく。



こうしてギルドを出た僕は昼前ということで家に帰った。

家では変わらずマイが出迎えてくれた。

その時マイが右腕につけていたブレスレットが淡く光っているように見えた。

あれ?と思い目をこらしてみるが光ってなかった。

幻覚でも見たのだろうか。

あまり疲れるようなことはしてないはずなのだが・・・・・・

まあ、気にしないようにしよう。


その夜二人のブレスレットが光っていたが二人とも気づいていない。



それから数日後。

ついに表彰される日が来た。

当日に突然レクスから渡されるようになった。

それは国王が病に倒れたからである。

それはまだ公表されていない。

通常、王子が渡すのは違和感があるだろうが僕が王子の護衛であることは知れ渡っているため民衆は特に疑問に思うことはなかった。


「カイ=マールス殿、ご入場!」

王城の広間。

そこに貴族達が集まり左右に別れ、一本の道が出来ていた。

マイも関係者ということで貴族の中に一人混じっている。

隣にローゼさんがいるから少しはマシだろうけどかわいそう。


出来ている道を進み指定されていた位置で止まる。

すると奥からレクスが出てくる。

「貴殿は此度の戦争において相手の主力を倒し、巨大なドラゴンを倒した。この成果を評価し国民栄誉賞を授与する」

なぜ国民栄誉賞という名前になったかって?

新しい賞の名前が決まらないとレクスに言われ前世の記憶でこの賞ぐらいしか当てはまる賞がなくこれになってしまった。

正直重荷でしかない。


缶バッチ的なものと盾をもらった。

正式な場では缶バッチ的なものをつけないといけないらしい。

忘れそうだしなくしそう。

いっそのことマイに管理を任せようかな。

それは頼りすぎか・・・・・・

とりあえずなくさないようにしよう。


そうしてパーティーに移っていく。

エイル王国の時の再来かと思ったが今回は初めからマイがべったりくっついていたためそうはならなかった。

その代わりに挨拶に来た貴族の方達にそれぞれの言葉でラブラブですねと言われてしまった。

さすがに恥ずかしかった。


しばらくしてパーティーが終わったわけでも無いのに誰も寄ってこなくなった。

そう思っているとこの場ににつかない服装の男性とも女性ともとれる人が近づいてきた。

「今日の夜、あのブレスレットをつけて寝ること。用件は夢の中で話す」

中性的な声でそれだけを言い去っていった。

何事かと思ったがまた貴族の方達が挨拶に来始め考えることが出来なかった。

面白いと思って頂けましたらぜひ★評価、ブックマーク、感想、レビューをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ