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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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衝撃発言の後

遅れてすみません。

明日も遅れる可能性があります。

レイの衝撃発言から時は経ち、家に帰って来ていた。

あの場は混乱していたがひとまずお試しでそうするということになり治まった。

親の許可とか大丈夫なのかと思い訊いてみたが今は双子のみで生活しているらしい。

だからといって大丈夫なのかとも思ったがレイに押し切られた。

いつもと違う様子のレイに誰もが驚いていたが、何故そうなっているのかを誰も訊くことは無かった。

たぶん想像通りだと思う。

まあ、ここで言うのも野暮だしそっとしておこう。

リーセスへの警戒が薄れたわけでは無いが二人に何かあれば真っ先に疑われるのは彼になるため下手に動けないだろうと考えた。

二人の事を考えるとやめた方が良かったのだが・・・・・・

考えていてもしょうがないためその思考を強制的に終わらせた。




ノインは今とても気まずい状況にあった。

死神の使者を警戒したいがするとレイに怒られる。

そもそも兄妹(双子)の恋を間近で見るということ事態気まずいのだ。

そして、何よりその二人に会話がないというのがノインが気まずく感じている一番の理由だ。

レイは元々人見知りもありなかなか人を家に呼ばない。

つまり慣れていないのだ。

こういうことに気づかなさそうなノインだがさすがに何年も一緒に過ごしているレイのことは理解していた。

手助けしようかと悩むがここで良いことを思い付く。

死神の使者がレイのことを好きになれば必ず味方になってくれるのではないかと。

常人だとすごい博打だと思うだろうがノインはこれが最善だと考えた。

こうしてノインによる秘密の作戦が幕を開けるのだった。




レクスは婚約者のローゼと自室にて談笑していた。

ちなみに帰ってきた翌翌日にレクスは一日中説教をされている。

理由はドラゴンが出て危険だったことをローゼが知ったから。

いや、レクスにとっては知ってしまったとも言えるだろう。

そもそも次期国王が戦場に赴くことが異常なのだから怒られるのも仕方のないことだろう。

行く前も怒られているためかわいそうではあるかもしれないが。

「そういえば帝国はどうなってるの?」

「ああ、それがなあのドラゴンのおかげと言っては変かもしれないがドラゴンの攻撃が丁度帝国の皇城にあたったようで城に住んでいた皇帝は行方不明。貴族たちは大混乱で国内は荒れているようだ。しばらくこちらに攻めてくることはないだろう」

「そうなの?タキア王国の時とは大分違うわね」

「こちらが介入したのもあるが貴族たちはちゃんと準備をしていたようだったからな」

何の準備をしていたのかというのはあえて口にしなかったのだろう。

コンコン

ノックの音が聞こえレクスが対応する。

「食事をお持ちしました」

使用人が食事を持ってきたことで真面目な話は終わり談笑しつつ食事をとるのだった。

タキア王国は国王が洗脳に近い状態にありウェンテライウ王国と戦争をした国です。

補足ですが今はウェンテライウ王国の監視付きではあるがタキア王国の貴族たちが協力しあい統治しています。

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