表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
113/304

謎の模擬戦

祝!累計10000PV突破!!

本当にありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

「始め!」

結局なぜこうなったのか訊くことは出来ず模擬戦が始まってしまった。

模擬戦のため死神の目は使わない。

まだ知らない効果がある可能性があるし、創造神の死神の目だけじゃないという言葉も気がかりだ。


先に動いたのはリーセス。

激しい打ち合いとなるのはそのすぐ後だった。

僕はリーセスの攻撃に対応しながら違和感を覚える。

リーセスの獲物を視界で見るよりも長く認識してしまっているのだ。

そのため回避動作が大きくなりその隙を突かれてそこに攻撃が来ている。

以前戦ったときはこんなことは無かったと思う。

今と違うことは僕が死神の目を発動していないことだ。

確かめてみたい気持ちがあるが緊急性が無いのでやはり辞めておくことにする。

代わりにギリギリ当たると認識しているラインで攻撃を待ってみる。

別にMってわけじゃ無いからね?模擬戦で危険が少ないから試すだけだから。

リーセスの攻撃が近づいてくる。

逃げようとする体を止め、目の前を過ぎるリーセスの攻撃を見る。

その攻撃はやはり僕には当たらず僕の逃げた先を狙った攻撃もずれた。

その時にうまれた隙にたたみかけなんとか勝つことが出来た。


終わった後に気づいたが各教室から僕たちの模擬戦を見ている生徒がいた。

あれ?授業中だよね?

そう思っていると拍手が聞こえてきた後、それぞれ背を向けて離れ始めた。

本当に何事?

「うまくやったな。初め魔法にかかったふりをして最後にそれが魔法であることを証明するとは・・・・・・」

レクスにそう言われた。

・・・・・・どういうこと?

「助かったで。安全に使える魔法が今のくらいしかあらへんのや」

だからどういうこと?

その後もよく分からないことを言われ続けたが訊くことは出来なかった。


放課後、クラブ活動。

そこには当然のごとくリーセスがいた。

まあ、別に良いか。

「そういえばお前、どこに住むの?」

そもそも罪が帳消しになったとはいえ危険な可能性があるため王城には住めないだろう。

そして、僕は嫌な予感がしている。

「それが決まってへんのや。誰か頼むわ」

「遠慮させて頂きます」

こういうのは早く断ることが一番である。

「じゃあ、家に来ます?」

「「「「え?」」」」

レイの唐突なその言葉にリーセス以外の声が揃う。

普段あまり意見しないということもあるけど理由が無いからだ。

ただ、何故かレイの顔は少し赤かった。

面白いと思って頂けましたらぜひ★評価、ブックマーク、感想、レビューをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ