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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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死神の情報

王城に着き一歩踏み出そうとしたとき、突然目の前に何かが現れた。

ギリギリで止まりその正体を確認する。

「ん?マイか。どうしたの?」

問いかけてみるが無言で僕の腕を掴み離れようとしない。

「本当にどうしたの?」

「無茶しないかちゃんと見張っておく必要があります」

なんか根に持ってるな。

ここは刺激しないためにそのままにしておくことにした。


兵士さんの生暖かい目はあったが一つの部屋に案内された。

その中にリーセスはいるという。

普通に客室にいるあたりドラゴン戦の活躍を評価し判断を保留にしているのだろう。

彼の幻惑魔法はどこまで出来るのかがまだ分かっていない。

念のため気を引き締めよう。

「カイ君、目」

マイが僕の片目が死神の目になっていることを指摘する。

「大丈夫」


こうして部屋に入る。

部屋に入るとそこにはリーセスとレクス、護衛と思われる兵士達がいた。

「悪いな。思っていたよりも早く呼び出す事になった」

レクスは申し訳なさそうに告げる。

「全然良いよ」

内心ではもう休みたいんだけど。

まあしょうが無い。

「じゃあ約束通り話さしてもらおか」

リーセスはいかにも自分から約束していたかのように話し始めた。

今更言わないと言われるよりは良いけど調子が狂う。

「死神についてやったな。僕もそこまで詳しくはないんやけどまずはそうやな。死神の目的やけどカイの成長や」

内容が衝撃的だったため呼び捨てのことは気にならなかった。

「これは推測やけど死神の目が完全に発現したら操れるんやないかな。僕も結構長い間操られとったみたいやし」

その言葉に思わず死神の目状態にしていた片目を元に戻す。

「僕にもよう分からんけど死神は二つの姿がある。

ちっこい姿と人型の姿やな」

これ以降もリーセスの話は続いたが役に立つ情報はこれくらいだった。

そこにはリーセスが罪を犯してしまった事についても含まれており、前皇帝を暗殺したのもリーセスというのはとても驚いた。

それについての罰は保留ということになった。

操られていたという話を全面的に信じることは出来ないがその可能性はあるという判断がされたのだろう。

そして、帰ろうとしたのだが今度は謁見の間に呼ばれた。

もちろんお呼びなのは王様だ。

どうやら今日は本格的に休めなさそうだ。

今日は普段の気さくな感じなのか王様の威厳がある感じなのか分からない。

どちらでも休めないのは変わらないが・・・・・・

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