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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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休日

今日は予定が無かったが無事に帰ってきた事を報告するためスタール亭に来ていた。

ミサリーさんは僕たちを満面の笑みで出迎えてくれた。

「おかえり」

一言だけだったが心からの言葉だったのがよく分かった。

その後、個室に案内されミサリーさんも従業員に仕事を任せたのか三人で話すことになった。

初めはどの様なことがあったのかの説明だったが徐々に話がそれていき・・・・・・

「それで、妊娠はまだなの?」

まだ結婚してないわ!!

心の中で叫ぶ。

これはまたマイが赤くなって機能しなくなるかも。

そう思い見てみるが・・・・・・

あれ?いつも通りだ。

どうしても気になり小声で訊いてみる。

「警戒してたから」

マイの答えになるほどと思う。

確かにミサリーさんは会うたびにこういうことを訊いてくる。


僕たちの様子を見ていたミサリーさんが急に

「カイくんの家が嫌なら家の部屋貸すよ」

と言いだした。

そっちの方が嫌なんだが。

相手の親の近くでなんて無理だ。


それとなく断っているがマイの援護が無いため少し目をやる。

あれ?赤くなって固まってる。警戒していたはずなのに・・・・・・

一回あって油断したのかな。


その後、クタクタになりながらもスタール亭をあとにした。

もちろん体力的にでは無く精神的に。

しかもマイがあれ以降、ほとんど固まっていたので本当に大変だった。


そのままの足で家まで帰る。

帰った後、マイは凄く謝ってきた。

固まっていながらも状況は把握していたのかもしれない。


それを落ち着けるのにそれなりに時間がかかった。

今日は休む予定だったのにな。

まあ、予定通りに進む日なんて中々無いし良しとしよう。

それに今日はまだ終わっていない。

これから休めば・・・・・・・・・

ゴン、ゴン!

玄関の方から音が聞こえる。

念のためマイには家の中にいるように言い玄関へ。

こんなに大きい音でノックされると少し警戒してしまう。

こんなノックはレクスが焦ってきたときぶりだ。

そう思いながら扉を開ける。

いたのは王城に常駐している兵士の方。

名前は知らないが顔を覚えていた。

「どうしました?そんなに息を切らして」

「はぁ、はぁ、失礼しました。死神の使者が目を覚ましました。

つきましては至急王城に来て頂きたく」

「分かりました。では王城に向かいましょう」

そう言って移動魔法で呼びに来た兵士の人と一緒に王城へ。

・・・・・・どうやら今日僕は休むことが出来ないらしい。

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