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[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
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幽霊?

やはりごまかしきれてなかったのだろう。

ただ一回死んだ何て言ったら多分怒られるよな。

それに信じてもらえるか・・・・・・

「教えて。何を隠してるの」

これはもう言わないとダメだな。

「実はさ、一回死んだんだ」

その言葉にマイの顔は一瞬の内に青ざめていく。

なかなか信じられないことだと思ったのでそのまま言ったのだがどうやら信じたようだ。

ちょっとミスったかなと思いつつマイの言葉を待つ。

「・・・・・・・・・・・・じゃ、じゃあ今ここにいるのは・・・・・・」

あれ?幽霊だと思われてる?

「いや、僕はちゃんと生きているよ」

「どういうことですか?」

無茶しないって約束したから怒ってるのかな?

怒ってるにしても怒ってないにしても説明しないといけないな。


経緯を説明し終わるとマイから質問があった。

「その魔法はいつ作ったんですか?」

これ夏休みって言ったら確実に怒られるな。

「・・・・・・・・・・・・攻撃を受ける直前」

ちなみに魔法はそんな簡単に作れる物ではないため本当に苦し紛れの嘘である。

「嘘ですね?」

当然マイにばれる。

「実は夏休みに・・・・・・」

「無茶しないって約束したじゃないですか」

「ごめん」

それ以上言える事はなかった。


その後少しの間沈黙が流れたが、マイが普段通りになったことでそれ以降は明るい雰囲気が続いた。

そして異様にスキンシップが多かったが出来るだけ気にしないようにした。

そうしないと耐えることが出来なかった。


学校は軍が帰ってくるまでは無いだろうからしばらく休みだ。

僕が移動魔法で全軍を帰す事も出来たのだがそれはアゴットさんに止められた。

行きは魔力を温存しろ、帰りは帰るまでが戦争だ、と言って聞かなかった。

行きはまだ分かるけれど帰りのは意味が分からない。

遠足は帰るまでが遠足とは言う。

戦争もそうであったにしても移動魔法で帰るのがダメというわけでは無いと思う。

疲れているだろうと気を遣ってもらったのかもしれないがもう少しマシなのを用意できなかったのだろうか。

まあ気を遣ってもらって悪い気はしないため直接は突っ込まなかった。


とりあえず明日は休みのため夜遅くまで二人で話していた。

翌日はいつも通りの時間に起きたので少し寝不足だった。

夜遅くまで話している最中に何度も無茶するなと釘を打たれたのは言うまでも無い。


このときはまだあのアクセサリーが勝手に点滅していたことに気づいてなかった。

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