表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[元]面倒くさがりの異世界譚  作者: 空里
訓練と成長
107/304

帰宅 2

あの後、自分のテントに戻り夕食をとった。

帰る際、リーセスは容疑者だからと引き渡すことになった。

もし意識が戻ったら危ない可能性があると思ったが、軍の医師に見てもらったところ最低でも三日は起きないだろうと言われた。

油断はできないので外の様子は注意しておこう。

そういう心配は増えたがマイと二人きりなのはとても嬉しい。

以前は落ち着かなかったが最近では二人きりの方が落ち着けている感じがする。


就寝前。

「そういえば、なんで着替えてるの?」

あ、これは痛いとこ突かれたな。

生き返ったなんて言えない。

「戦ってたら汚れちゃって・・・・・・」

一応事実だ。

いや、これは疑われてるわ。

凄いジト目になってる。

「さあ、早く寝よ」

疑いが深まる事は承知の上で話を強制的に終わらせ事なきを得たのだった。


翌日。

今日はすぐに帰れるよう準備し明日から帰るようだ。

そんな中、僕はレクスに呼ばれていた。

「どうしたんだ?」

「お前、他人も一緒に移動魔法で移動出来るよな」

「あ、やってみたら出来たな」

なんかレクスがため息をはいてるけれど何故か分からないので放っておこう。

「私を王城まで送って欲しい。死神の使者とともに」

レクスの意図を理解する。

しかし、気になることがある。

「送った後、僕は何かしないといけないのか?」

リーセスの監視とか言われたら・・・・・・

「自由にしてもらってかまわない。ただ死神の使者の目が覚めたらその時は来てくれ」

なんか最近真面目なレクスをよく見る気がする。

今度何かいたわった方が良いかな?

「なんだその目は」

顔に出ていたらしい。

でも、自由にして良いならそのまま家に帰ろうかな。

「ちょっと待っててくれ」


少し経った後、僕はマイを連れてレクスのテントへ。

「ああ、一緒に帰るのか。他の者は良かったのか?」

「誘ったんだけどな、皆遠慮したみたい」

レクスは皆がどのように断ったのかが見ていたかのように分かった。


その後、アゴットさんに事情を説明し、少し物が少なくなった医療班のテントに眠っているリーセスを浮遊させ王城まで瞬間移動した。


王城では特に引き留められることなく家に帰ることが出来た。

家に帰りほっとしていると、

「隠してること、全部話して」

マイがそう切り出して来た。

面白いと思って頂けましたらぜひ★評価、ブックマーク、感想、レビューをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ