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中華街の奇妙な占い  作者: 李南昌
4/28

日本の有名な易者

といえば明治時代に活躍した高島嘉右衛門


伊藤博文の顧問役もしていたという名易者ですが


日清戦争で勝利したのはいいものも

独露仏の三国から干渉、圧力をかけられどう対象すべきか岐路に立っていた伊藤博文に


高島嘉右衛門が断じていわく


『水天需、上こう変隠忍自重、臥薪嘗胆ひたすら低頭して時を待つべきです』


それを聞いた伊藤博文は国民から弱腰外交と非難されるにも屈せず、旅順などの得た領土も明け渡して難を逃れたそうです


※補足


易者で有名な方で、高島易断といえば

一時有名でした、暦もいまだに売れてますし


しかし、ご本人は実業家で

たしか、横浜に高島町という駅が

できるくらいで、横浜の開発に尽力された

人です


伊藤博文の相談役になっていた人ですが

鑑定料をもらう易者ではなく

国家のために尽力して、その時に占いも用いて

いたという感じです


したがって、世に出てる高島易断と

ご本人は無関係だと聞いております


江戸末期、ご禁制の金を外国人に融通した

かどで牢獄にいれられた高島嘉右衛門は

命の危険に瀕してまして


当時、牢獄の中は、食事をとられたり、

体調を崩して寝込むと、そのまま息の根を

・・

という状況でしたので

必死に生き抜いたそうです

それで、牢屋の中に易の本があり

それを学んで、かなり当たるという

評判がたち、刑務官にあたる人も鑑定したり

していくうちに、なんとか生きて

出獄できたそうです


私も十代で社会人になったばかりの

女の子を鑑定したとき

おなじ、水天需上こう変をでたのですが


「石にかじりついても、今の仕事をやめないで

くださいね」

ってアドバイスしたら


その半年後くらいに、その子のお父さんが

中華街にやってきて


「よく言ってくれた!」

とお礼を言われたことがございます


日清戦争後の行方の国政と

若い女の子の仕事運におなじ卦が

でるのもおもしろいのですが


とくに、上こう変の時には

三つ巴の意味があり

それが当時の日本の情勢とマッチしていたので

高島嘉右衛門の名占のひとつとして

有名でございます


2014-1-20

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