道教百話
昔、唐の時代に文さんという方がいて、まずしく、道観に世話になっていたのですが
お祭りに行った時、歌い舞う一団の女性達がいて
歌にひかれて聞いていると
なんと歌詞の中に自分の名前があり
一番綺麗な娘をみるとチラリとこちらにウインクする
歌い終わると仲間から離れて山の小道に入っていく娘を夢中で追いかけると
「あなた文さんでしょう」といって
立派な室に通され
もてなされ一夜の喜びをともにするのですが
突然、雷鳴轟き暴風雨がおこり大騒ぎに
空中で
「呉彩蘭!おまえは自分の情欲で天の機密を漏らしたな
その罰として12年間のあいだ人間界におとす」
とどなる声がした
がっかりしながら
下山した二人は貧しく
やむをえず彩蘭が
筆耕のアルバイトを
してその日暮らしを
10年後には世に知られるようになり
のち、虎にまたがって高山に登っていく夫婦の姿をみた人があったそうで・・
道教百話 窪徳忠著
より
※蘭は本当は糸言糸の下に鳥です
まあ好きだったんでしょうね~文さんが
仙女になったあとも
(^_^;)
これも占いに直接関係ないのですが
こういう話しは大好きなので
のせました
あと、道教には占いやまじないが
たくさんありますから
中華街に媽祖廟という道教のキンキラキンの
お寺があるのですが
なかでおみくじができます
ただ、少し変わっておりまして
はじめに、今思っているおみくじのテーマは
神様の眼に叶っているかどうかをみて
O Kがでたら次の本番のおみくじを
する仕組みになっておりました
わたしも一度、500円でみてもらったのですが
メッセージの翻訳が中華風日本語で
すこしあれだったのですが
内容が手厳しく、詳しいないようは
忘れていましたか、当たっていて
ショックを感じた記憶がございます
2014-10-29