表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋に落ちた  作者: 群青さかな
3/15

たくさんの中の一人

彼を初めてSNSのライブ配信で見て惹かれてから、3ヶ月が経っていた。




私と彼はインスタグラムやツイッターで時々やり取りをするようになった。


きっかけは確か私がコメントを書いて、彼が返事を返してくれて…その後向こうも私のSNSにコメントをしてくれたりするようになって。



そんなふうに自然と"SNS上の友達"みたいに仲良くなれた気がする。



他の子――とりわけ若い女の子からも沢山コメントがきているみたいだけど、彼は必ず律儀に返事をしていて、そんなやり取りをはたから見ていて…何だか胸が痛くて苦しかった。



今もそう。



苦しいなら見なきゃいいのにね。

依存症みたいに、見ずにはいられない。



彼が何か投稿をすると、女の子が次々と熱のこもったコメントをする。語尾にハートがついているもの、あるいはついていなくても、私の目にはそうであるように見えた。


で、それに対して彼の返信は


「◯◯ちゃんこそ可愛いよ♡」



…なんて…そんなやり取りを目にする度に胸がズキッとしたけれど、それにも耐性が付いてきたようで、最近では


「あーあー、モテる男の子ってのはやっぱりマメだねー。どんな女の子にも必ず優しく甘い返信。違うわぁ…。」



なんて、スルー出来るようにもなってきている。


しかし愚かなこの私は、まんまとその術中にハマっている一人なのだ。



分かってる。分かってるんだけど抜け出せなくて、毎日毎日SNSをチェックしては文字だけのコミュニケーション。


彼と『近くにいる』という感覚を味わっていたかったのだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ