表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使い  作者: さき
3/4

第二話 お前、名前は何だっけ


 ハァ~ 今日は任務があったね、朝は準備しないと。あれ、今日りんは早いな、そこに座って何をしている。


「おはよう、どうしたか」

 

「昨夜夢の中にハハを見たんだ、相変わらずあんな神を信じる女だ、バカバカしい。」

 

 りんの母さんは確か南側のサクラに住んでる、っていうか、自分の母さんにこういう話を言うのか。


「お母様にそうな話でいいのかよ、っていうか、俺も神様を信じるよ、そもそも、神がいたって証明したんだろ。」


「ううん、だがハハが信じる神はエルクレアではない、名も無き神なんだよ。」


 りんに牛乳を渡して、隣に座って、何を言うかな、話題を変えるかなぁ。


「へぇ~それは珍しい、でも確かに存在した神様は五つだっけ、魔法の神ティナ、自然の女神ルナ、適当な戦神エルクレア、音楽の神エルフ、そして死神ミーナ。エルクレアは俺大好きな神だよ、フワの名前も彼女が付けたもの、本当に適当な神様ね、この惑星の名前はフワっで。」


「黒……」


「なんだよ、その目で。」


 りんは牛乳を飲まない、そのまま俺を見て、何か俺何をやったんだっけ。


「存在してる。」


「え?」


 え、えぇ?何、意味わかんない、存在してるって、何が、幽霊か、妖精か。


「神は死なず、今も存在してる。」


 俺にがっかりしてるな、りんは、毎回そうだ、こんな細かい所を気にしてる。まぁ、よい気持ちをなるように、今日はここで終わりか。


「俺、この後任務に行く、ウェンデイは頼むぞ。」


「おぉ、いってらっしゃい。」



 あの二人、何か強そうな感じが出る、もし私もできるなら、私も、行きたいんだ、知らないところへ。


 父さん、この道間違えかもしれない、しかし、私はやっぱりそのままいけないんだ、例え地獄へ道にしても、私もそこに踏み込みたい。


「おはよう!」


 りんは朝ごはんを作ってる、黒は、まだ寝てるか。


「お、お前か、おはよう。どう、答えは出たか。」


「ううん、お願いします、私は強くなりたいです。」


 こんな台詞、黒に言いたいなぁ、よくわからないだけど、かっこいい!


「お、黒は今日いないので、私が教えるのは理論だけ、実技は明日からねぇ、朝ごはんはできた、一緒に食べなっ。」


 この人は怪人かもしれない、何か自分以外のことを関係ない気がする。それより、最もこの感じ、一番強いのは彼だ、黒、一ノ瀬黒、認めたくないが、あの人、全身から黒い気が出て来る、死神のような。


「りん君、黒は何の仕事をやってるの?」


「そうですね、人殺しだよ。」


 えぇ!人殺しって、人を殺すっていうこと、嘘だろ、人を殺す仕事なんて、普通できるかよ。


「わからないか、人を殺す仕事だよ、別にいいことではない、どんな相手にしても、どんな理由にしても、殺人は殺人だ。」


 りんと黒はそんな悪人とは見えない、どうしてだろう、嘘ではないはず。


「どういうこと?」


「朝はラーメンでいい、二人の分を作った、どうぞ。」


「いい匂いだ、ありがとう。」


 りんは一口食べたら、話が続く。


「私達がいる組織はたった数人ぐらいの魔法使い組織だ。仕事内容は一つ、依頼。」


「依頼?」


「金が足りるなら、どんな依頼でもできる、これが私たちの組織、観察、暗殺、戦闘、保護、客の依頼が私たちの仕事。」


 この人がいる場所は私が知らない領域だ、絶対実力がない限り、こんな命をかけて生きる、あんなことは日常なんて、この人達、やはり面白い!


 父さん、私やはり安定な生活は嫌なんだ、私魔法使いになって、世界の未知の領域に行って、冒険したい、今までありがとうな、いつも父さんのいた所へ行ってみたいんだ。



「暇だなぁ、何をしようか、静。」


静はそのまま静かに本を読んでる、小夜に返事がなくて。


「そうですね、じゃ小黒の処へ行くか、どう?」


「ううん、行きましょう!」


「また人を殺すのか、小黒は、今度北上に旅行しようか、みんなで。」


 静は本を閉じて、小夜の処へ向かう。


「そんなに黒の方が好きなのか。」


「静は知らないよ、私たちは暗殺組織育てた人間だ、小黒と初めて会った時何を言ったわかる?」


 静は小夜の考えてる黒の姿を真似し、ちなみに、静の精神系魔法は凄い、無意識的に人の心を読む。


「これから君は俺をサポートするだけ、余計なことをすぬな。」


「ハハハ、似ているな、あの時の小黒と。初めて出会った、自分の命をかけて私を守る男の子。誰よりも強くて、誰よりも頑張って、あいつ、本当に馬鹿だね。」


「馬鹿なのはどっちでしょうねぇ、小夜。」



「ほらっ、座って、今日は基本的知識を教えてあげる」


 この部屋は練習用の部屋、中に環境変換器が付いてるので、好きな環境を変えてことができる、普段は訓練用の部屋で、ゲーム用の部屋で使うこともあり。


「あのねぇ、一応私はアルニア魔法大学の生徒ねぇ……」


「ほぉー、自信ありそうだな、じゃ質問を答えてくれよ、もし当たったら基礎勉強をやめる。」


「こい!」


 アルニア魔法大学はアルニア市内一位の魔法大学、入学試験は相当厳しい、この学校の生徒は他の学校にアルニアの精鋭と呼ばれる。それに、全国大学魔法技術大会に、アルニア魔法大学も二連勝。


「答えよう、魔法使いの分類と特点。」


「これだけの?簡単すぎるじゃない、魔法使いは五つの種類がある。

 一つは自然系、昔は元素魔法と呼ばれるけど、今は違う、自然系の魔法使いは幾つかの元素を使うことができる。自然系の特点は強い、そして弱い。」


「どういうこと」


「実戦の処です、攻撃方法は単一すぎ、そして力は弱い、しかし、もし強い人が出たら、確実に世界の頂点に乗る。そんな人は聞いたことだけ、見たことがないです。これは自然系の魔法使い。

 一つは超能力系、中に種類はいろいろがある、重力使いとか、時間使いとか、去年の世界魔法大会のチャンピオンは麻雀使いだな。超能力系の魔法使いは特点はんね、面白い、色んな能力があって、使い方も様々な。

 一つは精神系、精神系のは幻術士が多いです、そしてゲーム開発、これは普通な、精神系の魔法使いは、しかし、支配能力は一番だね。

 一つは特殊系、超能力系とは違うのは能力が強すぎる、創造、領域、黒魔術とか、何か危険そうな魔法ばっかりねぇ。                   

 そして最後の一つは無系統系魔法使い、すべての魔法が使える、が、なんの一つ魔法の頂点に届けない、詰り、全部の魔法限界は2として、無系統系の魔法使いの限界は1だけだ。」


 さすが一流大学の生徒、魔法技師にしても、こんな詳しい答えをするなんて、しかし。


「うん、こう見えて、一応鼻じゃなく口で飯を喰ってのは知ってるね。」


「へへ」


 ウェンデイは笑った、どうしてだろう、初めてりんに褒められたでしょうか。


「じゃ、実戦所の理論を教えてやる。」


「はい、お願いします。」



 人間、時間の流れを従って生きてる生物、百年の時間に何ができるのか、そんなこと誰も知らない、夢を叶えるため頑張るでしょう。

 

 今度目標が死ぬ前に感想を聞くか、知りたいな、自分の命の最後何を考えてるでしょう。


「麻雀?どれどれ、防衛は1、2……13、14。あれ、一人増えた。」


 魔法使い二人、魔術師は一人か。小夜、ごめんな、せっかく情報収集したのに、暗殺のはやはり退屈だ、真正面にいきたい、血が騒いでいる、俺、戦いをこんなに求めてるのか。


 下は別荘、外に麻雀卓があって、四人がやってる、この別荘の主は魔法武器を密輸者、しかし、彼は地球に行って、帰った時時空魔法使いを殺した、大量の報酬を払うつもりはないから。


「なぁ、ブラン、この間地球に行ったって、いいもの手に入れたでしょう、それを欲しいです。」


 一人の女の子が話始めた、随分若い女子、18歳ぐらいかな。


「情報早いね、お互い麻雀をやってるから、勝てばくれてやる、しかし、負けたら、今夜頼むぞ。」


「いいよ、一回で決まり。」


「いいぞ、せいぜい頑張りな、こんな綺麗なことは初めてだ、期待するぜぇ。」


 じゃ、行きましょう。


 三巡目の処、空から黒が突っ込んで、場にいる13がびっくりした、ただ一人は全然気にしていない、それは先の18歳の子。


「お前は時空魔法使いを殺したブランねぇ、命を取りに来ましたよ。」


「貴様、何者?」


 ブランはすぐ自分のそばにいる下部の後に隠れている、相当臆病者だな。


「そうか、死ぬ前にこの問題だけか、いい参考になる。」


「取引をやろうか、ブラン、今君の部下は彼に勝てない、このままじゃ、君は確実に死ぬ、でもな、今あれを出せば、命だけ助けてやる。」


「この小娘が、調子に乗るな。貴様ら、あいつをやれ。」

 

 二人の女魔法使いが手を動いて始めた、男一人が刀をもってブランを守っている、いい判断じゃない、しかし、この二人の女魔法使いは……


「手が遅いんだよ。」


 まだ魔法は出てこない所、一人の魔法使いは倒れて、黒は後ろで一撃を与えた。


「風神よ、力をかしてくれ。」


「君も無系統系か、しかしなぁ、遅いんだよ。」


 もう一人の魔法使いは同じ方で倒れた、場にいる他の人は全然手を出してない、最も、魔法使いではない彼らは、黒の動きさえ見えないところだ。


「ほら、言っただろう、相手にはならない。」


「なんのこと、早くあいつを倒して、例の物を上げるから、早く!」


 18歳の子は立って、少し手首を動いて、黒を向かって歩いてる。


「今すぐ出してくれ、そして、この場から離れてな。」


「わ……わかった、ほら。」


 あれなんだ、DVD?何を書いてた、saki後ろの文字は何、読めない。


「おぉ、ごめんな、今日は彼の命渡せないな。」


「お前は確かに去年の……」


 どこかの雑誌で見た顔、何か有名な美少女、誰だっけ。


「私は中野ともえ、よろしくな。」


 中野ともえ、この名前、去年のチャンピオン、世界魔法大会だっけ、よかった、俺、運が良いな、こんな相手に戦うなんて……


「俺、一ノ瀬黒、今の状況は君を倒すしかないな。」


「あぁ、私もなかなか相手がいなくてさぁ、退屈な、せっかくこんな相手に出会って、がっかりさせないでくれよ。」


 一瞬の間、黒は中野の後ろに現れて、直撃をするつもり、しかし、通用しない、目の前のこの中野ともえは幻像、いつの間にか変わった、黒まで感じしなかった。


「あぁ。退屈退屈、こりゃだめだ。」


「あんた確か超能力系の魔法使いはず、しかし、これは一体……」


 幻像の作りは精神系の得意技、雑誌で見た彼女の資料は麻雀使い、しかし、どうやってこんなことをできるのか。


「名は三色、これは光が屈折しただよ」


 中野は空にいる、巨大な麻雀牌に座って、よく見えたら、三枚小さな麻雀牌がある、あれは先の幻像を作ったものだな。


「まさかこのまま終わりにするのか」


 中野ともえは手を振って、上から十四枚巨大な牌が黒の処に撃って。


「これ、殺すつもりか。神力!」


 黒の手はピカピカになってる、光が輝いている、撃った牌一つずつ打って、黒の様子を見てから、余裕ではないみたい。それにしても、中野ともえは上に小説を読んでる、全然本気を出していないか。


「これで終わりか、中野、こっちのタンだぜぇ。」


 黒は何をしようと思ったけど、凄い気配に止めた、上からの気、中野ともえはこっちを見てる。


「それ、本気で思っての?」


「え?」


「つまんねえな、お前、名前は何だっけ、まぁ、何でもいいや。」


 中野ともえは小説を持って、帰るつもり、冷たい目付きで後ろの黒を見て。


「さよなら!国士無双!」


 地上に14枚の牌は輝いて、振動している、これ、牌じゃなくて、爆弾だ。

 

「BOOM!……」

 

 14連続の爆発、黒い煙がなくなった時、下にはも何もない、元の別荘は今はただの地面と巨大な穴だけ。


 そして、一人がいる、バラバラになった黒はまだ立ってる、全身は血に含めて、も意識が残ってるかな。


「あぁ……」


 強い、強すぎる、これが差か、あぁ、意識がだんだん……


 このまま死ぬのか、それもいいな、このままで……


「白、ごめ……」


 そして、黒は倒れて、全然意識がなくなる。


 



















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ