零 新世界というもの
「ここって……どこ、息が……苦しい」
暗い、暗い場所で、何も見えない、遠く場所で物凄い音が遠くから聞こえてくる、何かのぶつかったような音。
「何それ、怖い、意識がなくなっていく……」
「まだ生きたい、まだ……生きたい……」
しばらくたってから、再び目を開けるとき、森の中に月の光がそんなに柔らかくて、優しい。
「月?二つ?」
少年は茫然とした。よく周りを見ると、そこで何人が立ている、少年は大きな声で叫びだしたいが、今はその力がない。
「MAHEA BABUBA MOYADU SEALA」
そこの人達から妙な声が出しました、何かの呪文のような声。
「何?ラテン語?」
一瞬のことで、病院見たい建物に現れ、そのまま立て、今まで見たことがない景色がすぐに受け取れません。
「何あれ?あれは人間?」
「その文字はどこの文字?意味わかんない」
「何を喋っている、全然わかんない」
…… ……
いろいろな可能を考えると、少年は呼吸がだんだん速くなる、この場で少年は怖くて怖くあて、興奮してる、ここは、もしかしたら……
「もし、ここは死んだ後の世界じゃなければ……」
「もし、ここは現実に存在する所なら……」
「ここって、新世界というものじゃないでしょうか!」