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扇子使い


みなさんお久しぶりです!


スマホの調子が悪く小説が投稿出来なかったんです…


その分作り為はたくさんあるんで、予約掲載で毎日どんどん上げてくのでよろしくお願いします!

6話



「始めまして、俺の名前は石黒、訳あって君達みたいな能力者を殺している」



石黒と名乗る男、全身黒色で、フードをかぶっているせいで顔は見えないが分かる

こいつは…やばい分類だと



自分たちの足に紫色の霧が発生していることに気づく


「しまっ…」


「遅い、『爆発(チェック)』」

爆発は秋人とかぐやを呑み込んだ




「ふぅ、なんだ、もう終わりか」

煙が立ち上って姿は見えないがあの爆発を耐えられるはずがない、

耐えられたとしても、死亡寸前であるはず


しかしそんな石黒の思考は一瞬にして引き裂かれる




雑草が無くなったその場所に立っている二人の人物、それは今爆破したはずの人間だった



「なんとか間に合った…」

「うちも危なかったわ」


槍を持った、秋人、それから何か白い薄い紙?のようなものを纏ったかぐやがいた


「かぐやさん、それが二つ目の能力ですか?」


「そうやよ、うちの能力『守り神』よ」


『守り神』、それは人間の形をした紙が自分に纏い、自信の受けたダメージを代わりに受けてくれるかぐやの第二の能力




「そしてこれが…うちの武器」

そういってかぐやが両手に装備したのは…扇子



「な、なんだぁ?」

それも…金属製の


これには石黒も驚くのも無理はない

何せ、自分の能力を食らって平然と生きている人間が二人いるのだから



「じゃあ、行きますか!」


「そうやね!」秋人とかぐやが走り出す



そして石黒の左右に回って挟み込む


「ちっ…『毒ガス』!」


突然石黒の回りから紫色のガスが漏れ出す


(さっき触れていたのに何も無かったってことは吸ったりして体内に入れなければ特に何もないのか…しかし問題は)


「『爆発(チェック)』!」

この毒ガスの持つ爆発能力だ



紫の霧は一瞬で爆破をして石黒の姿を隠す


(こいつはずっと殺気を放っていたから何をするのか大体分かったが、これはかなり危ないな)


秋人は最初の爆発の前に殺気が強まったのを感知して咄嗟に槍で地面に刺突を放ってその反動で宙に逃げたのだ

そして今回の爆発の目的は…目眩まし




「きゃぁぁあ!」

かぐやが突然倒れた、そこには黄色のガスが広がっていた




「くくく、爆発の煙と共に紛れて発動させた俺の『麻痺ガス』はどうかな?」


これでこいつの能力二つは分かった、毒のガスと麻痺性のガス、だがこれは…厄介だ


「さぁ、そこの綺麗な姉さんから消えてもらうぜ」

毒のガスを左手に纏った石黒がかぐやに手を伸ばす


まずい、間に合わない!

「残念やわ」



ズバン!黒ずくめの男は、鉄の扇子に吹き飛ばされた


「うちの守り神は…あらゆるものを肩代わりしてくれる…それが麻痺でもね」


騙された、かぐやはわざと麻痺ガスにかかって、石黒に油断を与えた

「ふざけるなぁ!『毒ガス』」



威力をあげたのか、石黒がさらにたくさんの紫の霧を撒き散らす


「無駄!」

扇子を降りかざすと風が毒ガスを吹き飛ばす

というか、こっちに来たんですが




「ちぃい!」


石黒が万事休すというような顔をする


「秋くん!フィニッシュ!」

「りょ、了解!」



毒ガスを避けながら僕も近寄る


使うのはもちろんこの技

「『刺突』!」

「『風斬』!」


どちらか一方で十分だったと、僕はそう思うのだった

△△△△△△△△△△△△△△△△


「おかえり秋人!かぐやに何もされなかったでしょうね!」


「秋くん…激しかったわ」


「こらぁぁあ!秋人ぉおお!」


「なにもしてませぇえええん!」



やはり今日も、平和であった

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