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荒い歓迎


特別な能力の区分の最後の1つ、反則(チート)


その名の通り、攻撃系、便利系とはかけ離れたまさしく反則的な力をもつ能力のことである



戦闘能力(バトルセンス)?…いや、それどう考えても攻撃系の能力じゃないの?」


立ち上がりながら蒼斗は目の前の黒髪の少年、先程まで赤髪の秋人であった人間に話しかける





「いや、これは反則系だ、やればわかる」




「あともう1つ、君誰?」



その問いに少年は軽く笑った



「俺は、秋人の半身、名をクロ」




「クロ……半身?何を言ってるんだ」




そこまで話終わるとクロはまた攻撃を再開する




「ぐっ……!」



水無月の間接斬撃能力を使う暇すら与えてもらえないクロの攻撃の嵐



たまらず庭にたくさん生えている木の影へと身を潜める




「どこにいっても無駄だ、お前の能力は視界に捉えてないと使えない、そして俺はその瞬間お前を察知して攻撃すればいい」



クロの言葉には強みがある


「まぁ…そうなると…いいね!」




瞬間、クロに斬撃が走る



「………っ」



クロは服を軽く破いた程度で避ける



(おかしい、今俺は最新の注意を払っていたがこいつにみられた感じはしなかったぞ)



クロが考えているとまた斬撃がやってくる



ダメージは食らわないが種が分からないとじり貧である



「つまり…2つ目の能力か」




特別な能力は、能力者は基本2つ持っている


蒼斗の能力は今現在判明しているのは『妖刀~水無月~』そうなるとあとは




「しかし水無月を使用してるってことは俺の5km圏内にいるってことだろ、なら…」



クロがピタッと立ち止まる



(これで終わりだ!!)


蒼斗の斬撃がクロに向かって振り抜かれた








「…『共有(シェア)』」



クロは斬撃を避けるとまっすぐ蒼斗に向かってハシリダシタ




「な、なんでばれた!」




蒼斗が間接斬撃で進行を食い止めようとする




「その能力、目の前にいればまず食らわないな」



クロが斬撃を避けると回し蹴りを一発食らわす

スムーズな動きの攻撃にまったく防御の体制を取れなかった蒼斗は吹き飛ばされる



「終わりだ…」



クロが吹き飛んだ蒼斗を見下ろしていった









「いや~参った参った、まさかあんなに簡単に負けるなんて」



また廊下を歩きながら蒼斗は横にいる秋人にそういった



「ん~まぁ、勝ったのはクロだから…ところで、もう1つのあの能力は何だったんですか?」



「あーあれね、あれはぁ」



蒼斗がそこまでいうと



目の前には大きな扉が、両開きだろうか



「おっとぉ、この話はここまで、さぁみんなに紹介しないとね」



大きな扉を手慣れた様子で開けたその先は大きな部屋が



「みんな~ちょっと集まってぇ~」



そこには30人程度の人がいた、恐らく全員能力者とみて間違いないだろう




「さぁ、今日から魔妖館の新メンバーになった秋人くんです!」



「柊、秋人です。よろしく」




みんなから口笛や拍手が聞こえる




「まぁ、柊くんとあとクロくんもいるんだけど、その話は後にして、さぁみんなパーティーだ!」



蒼斗の一言で始まった歓迎パーティー



秋人は連れられて一席に座った




「なぁなぁ!お前はどんな能力者なんだ!?」

「秋人くんて髪すごい赤いね!地毛?」

「あ、ていうかさ…」




たくさんの人に迫られおどおどする秋人




そんな秋人の前に1人の少女が



「あんた、私と勝負しなさい」




会場が静寂を迎えた







「で、結局やるんですね…」



「えぇ、もちろん!」



赤髪の秋人と水色の髪が特別の少女は会場からでた庭にいた


もちろん外野たくさんで





「…あんまり乗り気じゃないけど……」




「私の名前は白崎美鈴、秋人、早速始めるわよ」


白崎が装備したのは槍




「勝負開始!」



蒼斗が審判らしく勝負が始まる







「てぇい!!」


白崎の攻撃は鋭く突きでの連続攻撃だ



もちろん、秋人には当たらない




「うぉお!あいつすげぇ!」

「あれ全部避けてるぞ!」



外野からの声を気にせず秋人は避け続ける


「確かに凄いけど、避けてるだけじゃ勝てないわよ!」




「うんまぁ、確かに…『火の(バーン)』」



炎が白崎に向かって秋人の左手から飛んだ




「なっ…!」


白崎はなんとか槍で防いだ




「ふぅーん、あれが、秋人くんの2つ目の能力…」



蒼斗が興味津々に見つめる



「そう、僕の能力『初級魔法』」






秋人vs白崎は激化する

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