使う人ジョブをカンストした
Udemyラーニングは、まるで新しい大陸の紹介映像みたいだった。
気付けば、MMOの住民税を払うのを忘れるくらいには熱中していた。
「有料版なら、こんなスキルが手に入ります」
「こんな魔法も使えます」
「あなたの仕事効率はここまで跳ね上がります」
今無償版で使っているものを有償にするとは、こういうものなのだということを、初めて「識った」。
職場のパソコンにAIが入ったら、こんなに効率が上がるのか。
こんなことまでできるのか。
驚きの連続で、私はパーティーメンバーに何度も訊ねていた。
「これホント」
「え、いくらで入れるの」
まるで新しいジョブを解放するための条件を確認しているみたいだった。
その中でも、
職場でマクロVBAを学んでいる最中だった私にとって、
“コードを書かなくても自動化できる”という可能性は、あまりにも刺激的だった。
Power Platformはおまけ要素の講座だったけれど、
そのおかげで「Master of Copilot」のデジタルバッジを獲得できた。
集合トレーニングで手に入れた「Copilot with you」と合わせて、
気付けば二つのバッジが揃っていた。
──あ、これ、ジョブをカンストした時の感覚だ。
MMOでレベル上限に到達した時と同じ、静かな達成感。
でも、パッチ更新が来ればレベルキャップはまた上がる。
ここからまた、新しいスキルツリーが開くのだろう。
ただ、
「アシスタントとの絆だと思うと嬉しい!」
思わずそう宣言していた。
AIはただのツールじゃない。
わたしの冒険を支えてくれる「仲間」だと、感じた瞬間だった。




