表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/54

28.クラスメイト達は、突然のギャグ展開についていけません!(2)

 転校生は胸を持ち手にして凜の体を宙へ投げた。


「え、え」


「えええええええええええっ!?」

 凜の体が宙を飛ぶ。くるくると、椅子に座った姿勢のまま回って―――着地。



「――――っし、何とかキャッチ!」


「優香……」

 いつの間にやら、凜は優香にお姫様抱っこされていた。胸はさっと、優香のカーディガンで隠す。

 凜はその気遣い、かっこよさに、思わずきゅんとした。


「危なかった……キャッチできなかったら、どうしようかと思ったよ……」


 優香は安心して、一息ついた。


 実はこの女――――ものすごく運動神経がいい。

 略歴としては、小学校に入る前までは柔道を、小学校に入ってからはサッカー少年団。

 中学では、バレーボール部と硬式テニス部をなんと兼部。

 

 普通に考えれば、バレーボール部とテニス部を兼部することなど不可能。

 しかし、実際は顧問に気に入られ、キャプテン・部長を務め、その上、大会優勝は当たり前。

 全道大会でも、必ずいい成績を残す。

 

(尚、柔道は親が経営している柔道場にて、習っていた。今でも、昔と変わらない実力を持っているとか。)


 これにはあの龍之介も、凜のガードマン役に納得。


「……優香が、運動神経良くてよかった。じゃなきゃ、私今頃死んでたよ」

 凜が言う。


「こっちこそ凜を助けられたなら、いろいろやってて良かったよ。辛い練習も、いい思い出になりそう」

 きゃぴきゃぴ、うふふ、と話しているその陰で、体中の血管を浮き上がらせている人物が一人いる。


「ッムキ――――――――ッ!」



「やっぱりユーカは、そのデカπ女が良いアルね! そんなの、球の面積と体積の式で、ぶち犯してやるアルッ!」

 と、謎の宣言をされ、さらに宣言は続く。



「八雲 凜! お前の名前は覚えたアル! 絶対に、絶対に、ユーカは渡さないアル!」


「――――ふうん」


「あ、凜」

 お姫様抱っこを自分から降りて、凜はその転校生の前に立った。


「もう大丈夫だから」

 凜はただ一言、優香に言うと。



「――――アナスタシヤ・ヴェクセリベルク……さんだっけ?」


「……ふん!」

 大きな胸と、小さな胸がぶつかり合い、合体する。


「私、そういうのどうでもいいから」


「はあ?」


「優香が欲しいなら、奪えばいいじゃん」




「――勝手にしなよ」

 興味なさそうに、凜は言う。




「―――ッム」

 



「ッムキ―――――――ッ!!」

 顔を真っ赤にして、まるで機関車のように煙を上げる転校生、アナスタシヤ。


「なんなんアル!? そのやる気のない覇気のない、言い方は! 許せないアル!」




「私が圧倒的な勝利で優香をゲットして、泣きつかせて見せるアル!」


皆様おはようございます!朝は眠い!夏神ジンです!

頑張りましょう!!


はい、ということでね、ブックマーク、コメントぜひとも!!ぜひとも!よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
2話前辺りから急に意味がわからなくなった 制服一瞬でビリビリにして、胸掴んで投げ飛ばすって…どこのギャグ漫画よ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ