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25/54

25.嵐は去っていき、新たな嵐がやってきました!!

 プルルルルル。


「あっ」

 電話が鳴って、柊さんは何かを忘れていたかのように、電話に出る。


「はいもしもし、社長~!」

 社長!? 社長と友達なのか!?

 

「ごめんなさいね、娘に会いに行ってて……はい、今すぐ行きますんで!」

 そう言うと、ボタンをポチっと押して、スマホをしまった。


「私ったら、仕事の事忘れてた!」


 もう、夕方なのに!? これから出社!?

 柊さんは、玄関で靴を履き、ドアを開ける。




「凜、お母さんまだ日本にいるけど、またすぐ出なきゃいけないの。今度はアメリカよ!」


「……!」

 凜の手を握る、柊さん。


「ここなんかよりずっといいし、アメリカはすごいのよ! 大きいし、色々なものがあるし、夢が広がるわ」

「……そ、そうなんだ」

 まだ、凜はその重たい決心をつけられない。

 

 俺だったら、「アメリカ」というワードだけで食いつく。子供からしたら、親が世界を見せてくれるなんて、自分の力なしに……そんな夢の国に行くような思いができるなら――喜んで行くのに。


 凜の、うしろ姿。

 少しうずくまって、なんと返していいかわからない、姿。


 こういう時って、親がちゃんと前へ押すべきなんだろうか。

 凜が止まってしまうのは、俺がいるせいか? 


「凜、俺の事は気にしないで、自分の気持ちで決めていいんだぞ?」

 俺は、凜の肩に手を置いて優しく語りかけた。



「アメリカ――――、すごいじゃないか。俺は行ったことがないけれど、きっとすごいところだ」

 俺は、上を見ながら想像する。


「俺は――ここを離れるつもりはないけれど……凜が行きたいなら、好きにすればいい」

 すると凜は、俺を見た。自分よりも背の高い俺を、見上げ涙を浮かべながら。


「――なんで、そんなことを言うの」

 えっ!?

 いや、なんでって……なんでだろうな。えーっと……。


「俺は、俺ごときで凜に人生棒に振ってほしくないんだよ」

 本当の事だ。凜に可能性を失ってほしくない。

 凜は、頭も良いしかわいいし、何だってできる。




「こんな……こんなおっさんと10年過ごしたくらいで、何でも諦めてほしくないんだよ」



「子はいつか、親元を離れる。それは当たり前の事なんだし。離れていたって、一生会えなくなるわけじゃない」



「凜が、俺に執着する理由なんて……ないだろう?」





「……それは、りゅうに言ってほしくなかった」



 


「……りゅうは、私のことどうだっていいわけ?」

 涙があふれ出すほどに、怒る凜。


「そ、そんなわけないだろう! だけど――――」




「凜はもっと、先の事を考えなさい。俺は、さ……どんだけ頑張っても血のつながってない、偽物なんだから」

 本物になんか勝てっこない。

 だったら足枷は俺が外して、早く飛び立たせてあげたい。


「――――っ」

 ぐすっ、と鼻をすすって、凜は、さらに涙を流す。







「―――――、はあ」

 

 ズ――――――――――ン、と前日よりも凹みにへこんだ、凜を何も言わずに見つめる、優香。

 これはまずい。何かあったとか、そんなレベルじゃない。



「えっと……凜、とりま落ち着こ?」

 朝のホームルーム前。


 やってきた凜は、朝からずっとこんな調子で、優香はどうしていいかわからなかった。

 他のクラスメイト達も、その変化に気付いたようでいつも以上に、視線が鋭かった。


「なんか楽しい話しよっか!? なんだろう……うーんっと、あっそうそう! 課金王マーキドって知ってる!? この人! すっごく面白いんだよ! 昨日絡み始めてね~って聞いてる? 凜?」


「――うん、聞いてる聞いてる」

 絶対聞いてない。




 そこへ、先生が入ってきた。


「みんな、席につけ。今日は、転校生を紹介する。入ってきていいぞ」

 教室の扉を静かに開け、入ってきたのは美少女。


みなさまこんばんは!いよいよ、凜自身で動き出すシーズンに入ってきましたね!突然の母帰宅、そして謎の転校生……先が気になる、そう言ってください!泣 頑張りますので応援して下さいね!

課金王マーキド……すみません、パクリました。現在進行形で動画を見ながらこれを書いています。大好きです!ファンです!許して下さい……!

と、ということで、ぜひぜひブックマーク、コメントよろしくお願いします!!

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