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お前が最後の希望なんだよ!

「なるほどなぁ。じゃ、さっさと合体しちまおうぜ」


「即決かよ!」


状況してからすぐに即決できるその判断能力。やっぱ流石だわー。


「なんで迷うんだよ。それが勝機だってんならのるしかねぇだろ」


「いやそうだけど、もっとこう……なんで勝機につながるのーとかそういうの気になったりは……」


「しない」


やっぱり即答かよ!黒はすごいなー。

字面だけ見れば猫を褒めてるようにしか見えない考えを浮かべながら、それでもやっぱり気になる俺は、全知最高全能神にチラっと視線を送る。

それに気づいたのか、喋りながら走って間近に接近してきた。


「やはり少年気になるか!だが説明している時間はない!ので、端的に簡単にスタスタっと答えよう!ずばり要因は二つ!神を越える力を得る手段であることと、可能性エネルギーを操る能力だ!」


「えっと……それはどういう……?」


「どういうも何もないんだぜ!神を越える方法は二つ……同一魂の融合と、能力を神を越える力へ進化させること!あのおっさんが行ったのは後者であって、前者でも同じことは可能なのだぞ少年!」


いや俺すでに神超えしたことあったんかい!

って、そこじゃないそこじゃない。それよりも知らないワードあったろうが、そっち聞けそっちを!


「えっと可能性エネ「可能性エネルギーとは貴様らのいう生命の魔力だ!ありとあらゆる生命に存在するそのエネルギーは、生きる力を与え、時に進化を促す!可能性を可視化したものとでも思いたまえ!まっ、みえねんですけどね!ふぁっ!」


先読みしたついでに、やっぱコイツキャラ濃すぎる!

ええっと……つまり生命の魔力=可能性エネルギーってことで、可能性エネルギーは可能性を見えるようにしたもので……ああもうよくわからん!

きあいだきあい!だいたいわかった、わかったわかった!


「つまり俺と白が合体すりゃ、最強ってこったな!」


「流石だ黒わかりやすくて助かるわー」


神には神の基準があるように、人間には人間の基準があるんだ。マシンガンみたいに情報叩きつけられたってわからないんだから、これくらいの方が俺好みだ。


「あー、それとついでなんだけど。セーフティーつけとくね」


「せーふてぃー?なんでそんなのつける必要が……」


「いやさ、世界が滅ぶって予言がつい昨日二つきてさ!余力なきゃどっちにしろ滅ぶから、とりま生命の魔力が1000万切ったら勝手に解除されるようにしとっからよろすくねー!」


なんだその予言。一つは覇道道正のことかもしれないが、もう一つは自分でなんとかしろよ。


「いやさ、そのもう一つが私じゃ勝てないってこと、らしいのようっけるぅううううう!ほーんとやになっちゃうけど、世界が滅ばないためだからなんとかよろしゅー!」


全知最高全能神が聞いて呆れる予言だなそれ。


「さっさと倒せば万事解決……ならやっちまおうぜ」


「だからなんでそんなに飲み込むのが早いんだお前は……。まあ、確かにそれしかないならやるしかないよな」


合体だ!そう叫ぼうとした瞬間、ふと言わなきゃいけないことを思い出したので、その前に背後を振り返ることした。


「カディア。さっさと世界救いに行ってくるから待ってろよ!あ、ラーラおみあげいる?」


「なに持ってくる気よ。いらないから、さっさと行ってきなさい」


俺は、姿勢を戻して黒と顔を見合わせる。

俺は懐からあるものを取り出すと、無言で黒にそれを渡した。


「これは……」


「ポ◯ラ」


「あっうん。知ってた」


流石は俺と言うべきか。ピアス型の合体アイテムの存在さえ履修済みだったか!


「それじゃあさっさと耳につけるぞー。それで合体でき……でき……」


つけようとした間際に踏みとどまって、つけることを躊躇している俺。

がくがく震える手を見て、心配そうに黒は言った。


「どうした。何かあったのか?」


そんならしくないことを言う黒の方を震えながら見ると、俺は答えた。


「こ……こわ……ピアス怖い……!穴開けたくない怖すぎる!」


俺は初めて耳に穴を空けようとしている。だがなんだ?いざ空けようとした瞬間に襲いくる恐怖の波!

誰だよこんなアイテム考えたやつ!

よく使えたと思うよほんと!

だって、ホントに怖いんだもん!


「ガキじゃねぇんだからさっさとつけやがれこのバカ!」


「バカじゃないもん怖いんだもん!ぎぃやあああああ穴が空く!俺の体に空洞ができるぅ!嫌すぎて泣く自身あるからぁああああ!」


黒は無理矢理にでもつけさせようとしてくる。

それに必死の抵抗をみせている俺には、さっきのちょっぴりカッコつけようとしていた面影が毛ほども感じられやしない。

ただダサいただめんどくさい。


「あほくさ」


そんな光景をみたラーラは、ふと一言口に出した。

まったくその通りである。言い訳なんてできません。


「……さっさと合体しやがれだのクソガキどもが!」


やかましく騒がしくしていたのが気に触ったのか、それともいいところを見せたかったのかはわからないが、カミノは杖から謎のビームを出し、俺と黒にぶつけた。


「「びばばばばばばばばばばばばばばばばばば!」」


全身がビリビリに包まれて、衝撃で体がバイブする。

やがて互いが溶け合い、混ざり合い、元の姿へと戻っていく。

しかし、二人に戻ることはなく、ただ一人になっていた。

狂命という、たった一人の男の姿に。


「黒と白が合体して、狂命ってところかな!諸君おはよう俺降臨!」


ようするに、容姿に大した違いはないということだ。

やってみたかっただけである。


「それじゃ、行ってくるぜカスガミ共。せいぜい足引っ張らないように、ここでおしゃぶり咥えてな!」


そう言って俺は、フワッと空間移動し、覇道道正のもとへむかった。


「アイツムカつくだの」


「まあ、否定はできないからな。俺らじゃ絶対勝てないし」


「私は勝てるぞ!私は絶対勝てちゃうもんねベイベーイ!」


やはり全知最高全能神は、頭がおかしいくらいにテンションが高いらしい。




睡眠導入ASMR!ききたい!

キャラ増やしすぎると処理できない!

うぼぉおおおおおお!

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