新キャラ登場!処理が終了!これもうマジでわっかんねぇな!
「無理だ」
キッパリと俺は言い切った。
合体なんて提案が受け入れられないわけじゃない。
ただ不可能なのだ。
あの時は、たまたま黒と分離していたからできたことなのであって、今すぐに再現することはできない。
他の誰かと合体しようにも、単純なパワーじゃ今の俺の方が何倍も上。
それに合体といってもただの足し算。
できたところで、あの覇道に勝てるかどうか……。
「いいや可能だぞ少年ッ!」
……聞いたことのない声がした。
この場の誰もが互いの顔を見合わせる。
今の声の正体を突き止めようとしているのだ。
が、誰もが見合わせたということは、全員が自分ではないと理解しているということ。
つまり、この場の誰もが発声源ではないということだ。
「ここじゃない……外からだ」
「その通り!」
俺の考察に同意するかのように、ふわりと現れる謎の男。
その口調、姿から、少なくとも覇道ではないと安堵する。
しかし、ここに入ってこれる時点で、普通から逸脱した存在であることだけは確かだ。
「あ……あんたは……!」
「あばばばばばばばばばばばばばばばばぁあああああ!」
神連中が、どよめきだした。
というかカミノ取り乱しすぎだろいい加減しろ。
そんなにすごい人……じゃなくて神なのか……?
「少年!貴様のいう合体は可能だし、それは大きな勝ち筋になる。私はたった少しばかり、君の背中を押しに来た!」
現れるなりこっちを向くなり、突然そんなことを告げてきた。
わ……わからない!なんなんだこの人……じゃなくて神!
いっそのこと、この場で聞いてやる!
「お前はいったい何者なんだ?」
「そうか。私を貴様は知らぬのか。しかしすまない。私の名はない……肩書きだけで事足りるからだ!私は誰と心得る!全知最高全能神様であるぞ!」
俺はその名前に、インフレを感じた。
HAHAHA! なんて場違いな笑い声が広がり続ける。
全知最高全能神……ものすごく適当な名前だが、やはりインフレを感じる。
名乗ってから1秒もせずに、神連中はペコペコと土下座を繰り返す。
いや殿様か!
「ってそんなことはどうでもいいのだ少年。さっきも言った通り、合体が勝ち筋になるのだ!さあさあさっさとはやくガッチャンコしちゃいなさいな!」
「うわぁ!コイツ急に話を戻してきたんだけど!」
驚いている間に、気づけば両腕を神連中にガッチリ掴まれ拘束されていた。
「あばれんじゃねぇクソガキ!さっさと分離するんだの!」
「悪いな人間!俺、あの人には逆らえないんだわw」
コイツら後でぶっ飛ばす!
「ま……まて!そもそもアンタが行けばなんとかなるんじゃないか!? だって、全知最高全能神なんだろ!?」
「あー、無理無理。今ここにいるの遠隔でうごかせるラジコンみたいなもんだから。補助系はなんでもできるんだけど、攻撃だけはマジ無理なんだよねぇうっけるぅー!」
「笑ってんじゃねぇ!」
え!? これマジで分離すんの!?
ちょっとまって!その光ってる手を近づけないで!
怖い怖い怖い怖い怖い!笑顔のせいで余計に怖い!
嫌……嫌……嫌ァ!無理矢理は嫌ァ!
「ほいピッカーン」
「あぎゃああああああああああああああああああああ!」
光る手にアイアンクローを決められた瞬間、俺の体が伝染するように白く光る。
全身が電球になったようで、なんだか凄く熱くて……痛い!
「な……なにがどうなってるの?」
「お父様……お父様……」
「へっ!あのさっさと分離するだのクソガキ!」
「えーっと……なんかすまねぇな」
「ピカーンピカーンピカーン!」
地獄かここは!
あっ、別れる。
ポンっと、発光が終わるのと同時に俺は二つに別れた。
俺と黒の二人にだ。
「いってぇー……誰だ俺を引っ張り出しやがったクソ野郎……は……?」
黒は現れるやすぐに、困惑を開始した。
そんな黒を見かねて、状況説明のためにもう一度辺りを見渡した俺は……説明を諦めただ黙ることにした。
「おい。なんか言えよ」
眠いから寝る




