表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
実は◯◯◯◯◯な魔女と実は◯◯◯の魔法少女が魔王を倒しに行く物語  作者: 大天使ミコエル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/140

60 湖のヌシを探して(2)

「つっかれた〜」

 と言いながら岸へ戻った二人を待っていたのは、バケツに3匹の魚を入れたロケンローだった。


「ロケンロー、釣れたの?」


 二人が目を丸くする。

 ロケンローは、二人の船の周りで、尻尾の先に糸を括り付け、魚釣りを楽しんでいた。

 いつのまにかどこかへ行ってしまったと思ったら、ちゃっかりと魚を釣っていたのだ。


 せっかくの体長8センチの魚をリリースしてしまったパピラターが「むむむ」と唸る。

 そして悔しそうな顔のまま、

「あたし……、ロケンローに釣りを教わろうと思うわ」

 と言った。


 休憩所の前には、釣った魚が焼けるストーブが置いてあった。

 そこで焼いて、休憩所の中で食べられる仕組みらしい。

「そうだね。この湖で釣れる魚は殆どマスだから、食べられるよ。心配だったら見てあげるから」

 ということだったので、二人は、ロケンローが釣った魚をおいしくいただくことにした。


 湖の周りで商いをしている人達は、ただ、その魚の事をマスと呼んだ。


 ガラガラッと軽い扉を開けると、木製のテーブルがいくつか据え付けられている。

 休憩所の片隅には、『釣具レンタル』と書かれているカウンターと、『湖のヌシを釣ろう!』と書かれている大きな張り紙。そして、ゆるキャラとなっている湖のヌシグッズの棚が置かれている。

 カウンターの奥は外とつながっているようで、外の釣具レンタルのコーナーに出るようになっているらしかった。


 他にお客もいない小屋。


 とはいえ、釣具のレンタルはそこそこ出ており、グッズも比較的新しいものが並んでいる。

 “売り切れ”の文字と入荷日が見えることから、そこそこの人気を博していることがわかる。


 プルクラッタッターは思う。

 ここは、こういう観光地なんじゃないだろうか。


 湖のヌシを釣ることをウリにして、人を呼んでいる。

 もしかして、本気で釣ろうなんて思っている人なんてあまりいなくてどちらかというと、遊びに来る人達の方が多いんじゃないだろうか。

 そんな事を考えていると、外に家族連れが走って行くのが見えた。


「ほ、本当に大丈夫なのかな……この調子で」


 なんだか不安になるプルクラッタッターだったのだけれど、パピラターは、

「どうして?」

 とキョトンとしている。

 この状況を見ても、危機感を抱くようなことはないらしい。


 魚を一匹ずつ平らげると、パピラターが立ち上がった。

「じゃあ、腹ごなしに魔物の依頼を受けに行きましょう」


 プルクラッタッターは苦笑いをする。

 本当に、楽観的というか、無謀というか。

 二人は立ち上がり、冒険者ギルドへと向かった。

そんなこんなで、お金を稼ぐための日常が始まりました。

ほのぼの日常で二人の距離は縮まるのでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ