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真剣に読まないように(続)。

花摘。

作者: caem


 風もないのに揺れている 果たして誰かがそこにいるのか


 みられていたら 恥ずかしいな ちょっぴり怖いけどなぁ


 勢いよく駆け込んだ密室で よう(・・)を足そうとしていたら


 扉の模様が天井 僅かに開けていた窓から


 ジワジワと気になる 夜中に目覚めたことを悔やむしかない


 尻子玉を抜くという(あやか)しや その他いろいろ


 ぼっとん(・・・)便所ではないにしても 視られている気がする


 開けっ放しの窓を見上げるのが怖いが


 そこ(・・)に何かがいたんだ


 気のせいではなかったと思う


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