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3.セリアお姉ちゃん



 こんにちは!

 今日はセリアお姉ちゃんのことを書くよ!


 スウィンお姉ちゃんとセリアお姉ちゃんは、本当の姉妹なんだ。

 おんなじお母さんと、おんなじお父さん。

 二人の顔はあんまり似てないよ。

 でもスウィンお姉ちゃんもセリアお姉ちゃんも、美人さんなんだよ!

 それでね、セリアお姉ちゃんは、綺麗なお化粧もするし、綺麗な服も着るし、綺麗な飾り物もつけるのよ!

 だからとっても綺麗なの!

 セリアお姉ちゃんは夜は絶対に一人で外を歩いちゃダメって、大きいお兄ちゃんたちが言うの。

 スウィンお姉ちゃんもいつも気をつけるようにって言ってるよ。

 タグお兄ちゃんが一緒にいたり、大きいお兄ちゃんで暇そうな人がいたら一緒に歩くんだって。


 セリアお姉ちゃんが一番好きなのはね、リーヴ!

 綺麗なお化粧と綺麗な服と綺麗な飾り物は、ぜーんぶ、リーヴのためなの!

「恋するおとめ」なのよ!

 きゃあ!

 ステキステキ!


 いいなあ、セリアお姉ちゃんには、好きな人がいて。

 サンゼにも、好きな人、ちゃんとできるかなあ。


 うん、そうだよね、好きな人はあなただよ。

 これを読んでくれてるんだもんね。


 書き忘れてた!

 セリアお姉ちゃんの髪の色は綺麗な金色。

 瞳の色はお空の色よりも薄い青色。

 金髪碧眼っていうんだって。

 本当は青色なのに緑色って言うの?

 どういうことかな?

 難しくてわかんないや。


 スウィンお姉ちゃんは十五歳で、セリアお姉ちゃんはもう一つ上の十六歳なのよ。

 二人とも、もう大人なんだって。

 だから学校は行ってないの。

 セリアお姉ちゃんは、いまは留守のリーヴをずっと待ってる。

 おしゃれをして、綺麗になって、リーヴにふさわしい女になるんだって。

 リーヴのお留守はちょっと長くなってて、セリアお姉ちゃんは寂しそう。

 早く帰ってきてねリーヴ!


 わたしたちが生まれたフッサの村は食べ物がなくて、おじいちゃんたちやおばあちゃんたちと一緒に、わたしたちも、もう死んじゃうかと思ってた。

 でも、リーヴと大きいお兄ちゃんたちが来てくれたの!

 食べ物をくれて、おじいちゃんたちに仕事をくれて、わたしたちを学校のあるリラの町まで連れて行ってくれた。

 でもね、この前、そのリラから、おっきなおっきな、このスーザにお引越ししてきたの。

 ここの学校のほうが、いっぱい、いろんなことをお勉強できるんだって。

 セリュフがみんなを連れてきてくれたの。

 スウィンお姉ちゃんはもちろん一緒に来てくれて、セリアお姉ちゃんはスーザのほうがリーヴが来てくれるはずってついてきて、タグお兄ちゃんもリーヴと一緒にいたいから来たの。

 そう、みんな一緒!

 フッサで生き残ったわたしたち、みんなで一緒に暮らしてるの!

 嬉しい!


 今日はいっぱい書いて疲れちゃった。

 明日は誰のことを書こうかなあ?


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