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余命0日 ルートa

作者: 行世長旅

丁度1年前、余命は1年だと言われた。


つまり、今日が命日になるはずだ。


余命宣告なんて前後するものだけれど、今日という日は特別だ。


昨日までは、どんどん死に近付いている。と考えながら生きていた。

もし明日からも生きているのなら、どれだけ死に抗えるのだろう。そう考えが切り替わる。


もしかしたらこんなことを考えている間にも、容態が急変して死に至るかもしれない。

10秒先の未来すら分からない。


それでもまだ、私は生きている。


……なんの為に、生きているのだろう。


このまま僅かな時間を生きたって、私には何も出来ない。


私は今際いまわきわにあっても、自分の人生に意味なんて見出だせなかった……。

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