表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
90/175

猟団家族注意編ー04ー

「そしてVCボイスチャットのポテンシャル話の極め付きはこれだ」



「たかしぃ〜ご飯だから早く降りてきてぇ〜」

「わかってるよ。もう〜うるさいなぁ!!」




「たったこれだけの会話で実名『たかし君』がばれる。さらに親と同居していて、たかし部屋は2階にあり、毎日の晩御飯の時間が20時で、ご両親と一緒に晩御飯を食べる生活スタイルだとわかる。さらにお母さんの言葉のイントネーションから標準語を使う生活圏内だということまでわかってしまう。」




マ、マジかぁ〜!!!


でも、なんで晩御飯の時間が20時ってわかるん?

そこまで言ってないよ??



「VCはリアルタイム通信なのだ。だから『お母さんが呼んだ時刻』その時の時計を見れば、一目瞭然なのだ」



マ、マジかぁ〜!!!



でも、両親と一緒に食べるとは限らないんじゃない?



「別々に食べるなら『早く〜』とは言わず『出来てるわよ〜』。もしくは『2階に持って行くわよ〜』と言う。たかし君の返事も『後で食べる』と言う」


た、たしかに



「当然たかし君は一緒に食べるのは知っているから『わかってる』と返事をした。そして食事の手伝いもせず、自分の部屋にとどまり時間も気にせずゲームに明け暮れる。それがたかし君のルーティーンであり、毎日言われている事だから『もう〜うるさいなぁ』と反抗する。」


………



「食事の時間も気にせず、手伝いもせず、夢中でゲームをやっている点。VCがオンのまま、いつもの調子で返事をしてしまった点。これらすべての事を総合的に判断すると、、、、たかし君は反抗期で能天気である」




たった2つの何気ない会話からその考察力、、、バケモンか!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ