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猟団家族連携編ー11ー

「今度は、いっぺん野良参加で８人専用クエ行ってみるがいいじゃろ

　それもお兄ぃちゃんだけでじゃ」

この精神的ダメージが抜けていない状態で、まだ谷底に落としますかぁ〜！？

不安で1回も行ったことない野良の群れに俺を放ちますかぁ〜！？

「お兄ぃ〜死なないようにネ。野良PTに迷惑かけないようにネ」

もぉ〜死んでるよ！！行く前に、メンタルボロボロだよ！！

グチグチ言っても始まらない。リアル体力ゼロに等しい俺は一旦席を立ち、お湯を沸かしに台所に向かった。残り少ないインスタントコーヒーの粉を気にしつつ、マグカップにこびりついたほんの少しの汚れを、洗わずに爪で削って取ろうと試みる。こんなしょうもない事をしてお湯が沸くまでの時間を潰す。そして、いつもは牛乳を入れる（じゃないと腹こわす）が今回はブラックのまま、いっきに飲み干した。

さぁ〜腹は括（くく）った！！

今度は俺だけの、オニマルと見知らぬ野良７人との初クエストが始まる。