猟団家族連携編ー09ー
俺の感激に感化されたのか、聞きもしないのに自慢げにじぃちゃんが説明を始めた。
「連携の前に覚えなければならない事がたくさんある。
そのうちの一つ、まず『敵には弱点がある』のじゃ。
ただ弱点と言っても最初からあるわけではない。」
どういうこと??
「お兄ぃちゃんに例えれば、、、、」
えっ?
「実家のお兄ぃちゃん部屋の机の引き出しの下から2番目に
エッチな本が隠してあった。」
そういうの、マジでやめてぇ〜〜〜〜〜〜!!
それ家族全員の前で言っちゃいけないやつ!!
その案件だけは知っててもオブラートに隠して、知らんぷりするやつ!!
も、もう、立ち直れないよぉ〜
「今が、まさに攻め込むタイミングじゃ」
(半ベソかきながら)えっ?
「まずエッチ本を探す様に、敵の弱点を探し、そこからさらけ出す。
そして精神的に参って怯んだところを一斉攻撃するのじゃ。」
まだ続くんかい!!この話まだ続くんかい!!
つか、精神的に参っているのは俺だけだよ!!。
つか、敵の『私生活の弱み』につけこんで戦うゲームがどこにあるんだよ!?
『ゴブリンさん!!あなたオーク部長と浮気してるでしょ!!』って暴露して、
数的有利より、精神的有利に進めるゲームがどこにあるんだよ!?
聞いたことないわ!!