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猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
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猟団家族連携編ー06ー

俺は8人専用クエストには行ったことがなかった。


8人専用クエストとは、文字通り同時に8人まで参加可能なクエスト。少人数、又は一人でも出発は出来るが人数に応じて敵の強さは弱体ぜず8人想定の強さで固定されている。昔、友の猟団に在籍していた時、誘われはしたが参加は出来なかった。




「わしらは全員LV100なのでステータス値の強さはあるが、武器防具はお兄ぃちゃんのLV40相当に合わせてやる。しっかりついて来るのじゃ」



このMORPGの武器・防具には装備可能LVが搭載されている。例えばLV1のキャラがLV100の武器を所持していても装備出来ない。(複数ジョブがある為に、一つのジョブがLV100になれば、全てのジョブのLV100相当の武器・防具の作成は可能。)ただし逆、LV100のキャラはLV40武器・防具を装備出来る。当然、攻撃力、防御力はLV40相当まで落ちる。


つまり今回じいちゃんを含む家族全員は、本来敵に対して効率の良いカスタマイズをするのではなく、あえて『デチューン』(性能を下げる処理)をした。それはひとえに『連携』を見せる為。この戦いが武器・防具の強さ、つまりオーバーパワーでクリアするわけではないという証明をしたい事に他ならない。



じぃちゃん、かっけ〜な〜!!



「心配するな!俺の背中に隠れろ!!」


……わ、わかったよ。ばぁちゃんもかっけ〜〜よ!!



「オッス!!オラ二日酔い!!」


知ってたよ!!ここで叔父さんがそのセリフぶっこんでくるのは!!

知ってたよ!!今日も飲んでいるって事も!!

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