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特別編:オニマル君「恵方巻きを買う」の巻
節分なので、オマケです。本編とは関係ありません
帰宅途中の一角の垂れ幕が目に入った。[恵方巻き売ってます。今年の方角は東北東]
もうそんな時期かぁ〜。試しに1本買ってみるかな。
そこは普段、お惣菜やお弁当を売っている店。今日だけ『便乗して』恵方巻きを売っているのだろう。
「え〜と恵方巻き1つください。」
「ありがとうございます。486円になります。
俺は小銭入れに目をやり、端数があるか探すのに夢中になっていた。
「お箸は何本入れますか?」
不意に、聞かれたので
「え?あ?1本で」
ん?なんで今、箸の数を聞かれたんだ?
疑問が湧いたので、つい聞いてみた。
「あのぉ〜これ、切れてないですよね?」
と言いながら、手渡された包装済みの恵方巻きを指差した。
「はぁ?当たり前ですよ。恵方巻きですもん。
かぶりつくのに切れてるわけないでしょ!!」
なんで、あんたがちょっとキレてんの!?何で逆ギレしてんの!?
ん?、、ちょっと、待て!?
んじゃなんで、箸の数聞いたぁ!?『恵方巻き』をかぶりつくなら
なんで箸を渡すんだよ!?
箸いらないやんか!!恵方巻きと一緒でキレないでよ!!