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猟団自己紹介編ー01ー
正体を隠して俺に近づいてきた『妹』エマ。そして俺は半強制的に『エマの猟団』に入ることになる。
そして個性ある挨拶の仕方で出迎えてくれた、やけにフレンドリーすぎる団員さんたち。
あの〜〜〜こちらの猟団員さんたちは??
質問しといてなんだが、何故か俺なりにこの得も言われぬモヤモヤした感覚を
拭いきれない。どうにも嫌な予感しかしない。
「ん?家族だヨ」
あっけらかんに言うエマのリアクションをよそに
俺自身に宿る、『悪い時だけ的中率が跳ね上がる察知能力』を呪った。
『エマの猟団』って、そぉ〜いう意味かよ!!
つか、なんでみんながここにいるの!?
嘘だと言ってよ!!この家族全員集合ってドッキリだよね!?
この流れドッキリだよね!?カメラどこよ!?
隠しカメラどっかにあるんでしょ!?
俺は動揺を隠せかなった。
確かに帰省した時、オンラインゲームの事を話したかもしれない。
それにしたって家族全員参加って、どんだけ影響受けてるだよ!!
どんだけ盛り上がってるんだよ!!
なにより家族全員のやりこみ度がハンパない!!
さらに輪をかけてエマの課金装備度がハンパない!!