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猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
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猟団新規勧誘編ー03ー


しかし、同時にオンラインゲームならではの弊害も知ることになる。

それは定期イベントの参加要望に応えられない事。

4人ないし8人で行くこの強敵クエスト。この猟団はあらかじめ


「今週末の土曜20時〜24時頃まで、強敵クエに行くので参加の有無よろしく!」


と事前確認を怠らない。


つまり、前もって参加人数を把握し、戦闘力、ジョブ構成を均等に分配してPT編成するスタイルを取っていた。大所帯の猟団だからこそ、みんながみんな仲が良いからこそ、固定メンバーに固執しないところに、マネージメント力の高さを感じる。しっかりしてるなぁ〜と感心してる場合ではない。俺にとって、この『事前確認』こそが『最大の敵』なのだ。明日の予定が見通せない俺が、週末の予定など立つはずもない。



『音信不通』という現状打破のためオンラインゲームに手を出したが、ここでも『予定は未定』と言う壁にぶち当たる。要は現実から仮想という器を変えただけで結局、根本的解決には至ってないのだ。


せっかく誘ってくれた友には申し訳ないが、友を含む猟団みんなの足を引っ張る訳にはいかない。迷惑をかける訳にはいかない。断腸の思いで理由を伝え、俺は友から、そしてその猟団から離れることにした。


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