猟団家族呼称編ー09ー
「次は、わたしぃ〜〜」
アッコ姉さんは酒の勢いもあってテンションたけ〜〜なぁ〜!!
「わたしの呼び名はハートブレイカー」
まだ(失恋)引きずってんのかぁ!?
「引きずるっていうなぁ〜〜」
もう『面喰い』でいいやん。もしくは『懲りないイケメン推し』でいいやん。
「それは、卒業したのぉ〜。新しい恋をしたいのぉ〜。ヒック」
俺の方こそ、リアルで恋したいわ!!恋人を作りたいわ!でも、まぁ〜暫くは、いいかなぁ〜
「見栄を張らんでいいんじゃ。みんなお見通しじゃ」
ぐは!!その言い方は何を知ってるの!?
どんだけ俺の秘密を握っているんだよ!?
どんだけ俺の過去を知っているんだよ!?
「それは、お兄ちゃんが実家の机の引き出しの中にあった、オニマル秘ノート、、、、」
ぷぎゃぁぁぁぁ〜!!
やめてぇ〜〜〜!!もう、わかったからやめて〜〜〜。そんで冷蔵庫感覚で俺の机の引き出しを勝手に開けて中身を物色しないでぇ〜〜。つか、ノートの表紙に油性で書いた『オニマル秘』ってネーミングだけでも恥ずかしいのに、更にその中を見たんかぁ〜〜!!
もう家族どころかこんだけ大勢の前で、これ以上俺の羞恥をバラすのは、やめて〜!!